北海道旅行で初日に宿泊したのは、某ホテルである。
ここは道の駅でもあり、温泉でもあり、それらの施設とともにホテルが連結している。
予約時に頭を悩ませたのは、「お食事」である。
素泊まりなのか、晩飯のみ付けるのか、朝飯のみ付けるのか、両方いってまうのか。
今回はグルメツアーではない。
いくらお金が自由に使える寂しい1人もんとはいえ、決して裕福なわけではなく、素泊まりとお食事付きでは料金に雲泥の差があり、お金がもったいない。
ただ、折角遥々北海道まで来たのに、地元のご馳走を頂かないのはいかがなものかという、またとない機会なのにもったいない思いも燻っている。
2つのもったいない天秤で揺れに揺れたボクは、散々悩んだ挙げ句、晩飯、朝飯両方いってしまうのである。
この時点でボクはミスを犯していた。
「北海道の料理」と聞いて、すぐに頭に浮かぶのは「海の幸」。
何回か記しているが、ボクは好き嫌いが激しく、中でも海の幸は好き嫌いが両極端である。→大ッ嫌い
台風の影響もなく北海道に着陸した。
空港で借りたレンタカーの窓を全開にして運転し海の香りが鼻に届くまで、ボクは自分の犯したミスに気づかなかった。
アホだ。
もうキャンセルもできない。
ホテルの部屋はGOODで、浴衣に着替え、マッサージチェアで体を解してから食堂に向かった。
着席し、愕然とした。 続きを読む