December 23, 2007

おっさんよ 大志を抱け

「どうしても聞いてほしい。」
その思いから、ペンを執ることにした。

世間は有馬記念だとソワソワしていたが、ボクは冷静に阪神競馬12レースの予想に今年一番と断言してよいほど時間を割いた。
昼食を抜いた気合の入れようである。

新聞に目を通すと、14番にファイングレインが収まっている。
昨年のG「NHKマイルカップ」で本命に抜擢。
結果、2着に潜り込み、60倍の馬連的中。

3番にはセトノゼティタブが名を連ねている。
ボクに今年一発目の万馬券を提供してくれた。
3連複の配当は優に300倍越えた。

そして、16番と6番。
スクールボーイとニシノデューのコンビは、昨年、ディープインパクトが天皇賞・春を制した裏の東京競馬場で、ボク史上最高配当を齎してくれた。
500倍で500円。
即ち25万円。
北海道一人旅資金に充てた。

そんな輝かしい思い出の詰まったメンバーなのに、一転、17番のマイネルフォーグが木っ端微塵にズタズタにする。

ああ、忘れもしない、今年4月7日。
大阪-ハンブルグカップのラッキーブレイクと、ニュージーランドトロフィーのマイネルフォーグかのレース選択で悩んだボクは、あろうことか、マイネルフォーグが16番人気であることに怖気づき、大阪-ハンブルグカップを採択。
結果は無残にもラッキーブレイクが馬群でもがき、購入しなかったマイネルフォーグが2着入線。
50万円を獲り逃した。
いや、獲り逃したのではない。
50万円を道に落としたのだ。
ボクは数日間、誰とも口を利かなかった(祖母が亡くなった日に馬券を買うのもどうかと思うが…)。

こんなレースを今年最後に用意してくれるなんて、競馬の神様も粋なことをしてくれる。
参加するしかないだろう。
ボクはスクールボーイを3連複1頭軸に据えての大勝負。
18頭中16番人気。
16番人気で50万を失ったのだから、16番人気で勝負するのはある意味、理に適っている。
何よりも、今年の負債額20万を耳を揃えて返して頂くにはには彼に託すしかない。
3着以内に突入してくれば、最低でも10万は返ってくる馬券術を施した。

レースは波乱の幕開け。
相手の1頭に指名していたニシノデューがスタート直後に落馬。
騒然とする場内。
操縦者を失ったニシノデューが暴走し、先頭集団に絡み、ハイペースの競馬へと変貌。
スクールボーイは被害を被ることなく、外側を気持ち良さそうに駆けている。
直線入口。
スクールボーイは絶好の手応え。
もしかすると、もしかするかもしれない。
でもまだ声は出さない。
阪神競馬場の直線は長い。
そうだ、こんな上手く事が運ぶはずなんてない。

でも我慢できない。
「酒井ー!!!」
もう声が出なくなってもいい。
有りっ丈の声量でジョッキーの名を連呼。
「酒井酒井酒井…!!!」
ハイペースだったため、先行馬は軒並み失速し、スクールボーイは残り300mで先頭に踊り出た。
外からは最後方グループに陣取っていた2番人気のアンブロワーズが抜け出してきた。
阪神競馬場の直線の坂を上ったところで、外から内から後続馬が一斉に忍び寄ってきた。
やはり酒井の少し仕掛けが早かったか!
「粘れー!!!」
まだ2番手だ。
もう他の馬はどれでもいい。
スクールボーイが粘らねば!

力尽きたスクールボーイ。
残酷な4着。
その差わずか数10cm。
苦しくて、苦しくて、息ができず、ボクは数分間気を失った。

漸く正気を取り戻し、着順を確認すると、2着が「マイネルフォーグ」。
こんなことまでするか?競馬の神様よ。
結局コイツに1年間振り回された…。

皆さん、よいお年を。

ボクはお年玉が欲しいです…。

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Posted by foe1975818 at 17:29 競馬