November 24, 2008

死か歯科

後頭部を鈍器で殴打された。
勤務を終え、自宅で朝食を摂っていたボクは、口をあんぐりとあけたまま仰向けに倒れた。
「うちのリビングの天井はこんな模様だったのか…。」
こういう状況で今更ながらそんなことに気づき、思わず苦笑した。

いやあ、驚いた。
大袈裟でもなんでもなく、右下の歯のこの世の終わりのような痛みに気を失うかと思った。
虫歯にしてはいきなりすぎる。
かといって虫歯に詰めたものが外れた感触もない。
立ち上がって洗面所に向かい、飲み込まれていない物が残留している口の中を鏡に映して覗き込んでみる。
右下の歯はパッと見では異変はない。
何かの間違いだったのか?

試しに口内の残留物を恐る恐る咀嚼してみると、木製バットの真芯でボールを捉えたような「カーンッ!!!」という痛みが走った。
ウコン茶で残留物を流し込んで朝食を中断し、歯を磨いた。

「あれ?」

飲んだり、ブラッシングの時は痛みが生じない。
治ったのか?
何も食べずに咀嚼だけすると、やはり歯に釘を打ち込まれたような激痛に見舞われる。

なんだ、この症状は!

木曜でも開店している歯医者に予約をして向かった。

診断結果は、虫歯でも、詰め物が取れたわけでもなかった。

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Posted by foe1975818 at 22:04最近 

November 16, 2008

YES

最近、熱くなりましたか?

オバマの大統領就任演説は、日本人のボクでもグッときた。
日本シリーズにおける埼玉西武ライオンズ・岸投手の力投には、頭が下がる思いだ。
小室哲哉の逮捕には、笑った。

両国にある東京江戸博物館では、レア物の浮世絵が今月いっぱい公開されている。
この情報を入手した「和」に拘る友人Hは「是非、生で鑑賞したい。」と東京行きを熱望し、「一緒にどうや?」とボクを誘ってきた。

新幹線往復代とホテル代込みで「¥26,000」のチケットを探し当ててくれた友人Hの嫁のグッジョブさにガッツポーズの我々2人は(嫁は置いてけぼり)、8日に東京へ到着するや否や、博物館へ直行した。
入場料の「¥1,300」には度肝を抜かれたが、友人Hに言わせれば、それでも安いと唸るようぐらいに価値のある浮世絵が展示されているらしい。
この日の京都10レースのヘイローフジが1着に駆け抜けてくれたお陰で臨時収入を得てテンションが上昇していたボクではあるが、浮世絵の価値がさっぱり解らない芸術マグロのボクにとって、やはり¥1,300は高い。
実際に展示されていた浮世絵も想像通りだったと言えば想像通りだったんだが、その繊細さには何か感じるものはあった。
説明はできないけど。

一向に価値を見出せないボクを尻目に、友人Hは人混みを掻き分けては食い入るように見つめ、時にはメモ。
あのメモを一体どこで活用するつもりなんだろうか?

晩飯は月島でもんじゃ焼きを食した。
しつこいようだが、ボクは1999年から3年半東京に生息していたが、ディズニーランドももんじゃ焼きも未体験である。
ディズニーランドよりも富士急ハイランド派だし、もんじゃ焼きがなんぼのもんじゃ。

もんじゃ焼き店舗だらけの月島にある「小町」で最初に注文した「もち明太チーズもんじゃ」。
この店の1番人気だそうである。
最初の1枚目だけ女将さんに作り方を伝授してもらい、北海道での悲劇は繰り返してはならないので、慎重に口へ運んだ。
これが美味かったんですわ。
浮世絵ではいまいち熱くなることができなかったボクも、これには一気に熱くなった。

1泊2日の東京旅行で2人が同時に熱くなったのはもんじゃ焼きだけで、2日目は打って変わってボクが熱くなった。
阿佐ヶ谷のホテルを9時に出発して向かった先は東京競馬場。
友人Hは体調不良を訴えて、この日は別行動である。
まあ、その方がボクとしてもありがたい。
競馬場という戦場で、馬券ド素人に馬券指南をしている余裕などない。

オグリキャップがいた。
見物客が多すぎて近くで観れなかったけど、ユキチャンにも劣らない真っ白な馬体からはオーラが放たれていた、間違いなく。
良くも悪くもボクを競馬の世界に引き込んだ張本人・オグリキャップの駆ける姿を知らなかったなら、見なかったら、ボクが競馬にのめり込むことはなかったと断言する。

引退して初めて東京競馬場に帰ってきたオグリキャップはイレ込み、「馬っ気(うまっけ)」を出していた。
「馬っ気」とは即ち「勃起」である。
馬券師のみならず、競走馬こそ競馬場は「戦場」であり、熱い血が騒いだのだろう。
騒ぐ方向が間違っているが…。

神・オグリキャップの前で無様な姿を晒すことはできない。
ボクはオグリキャップに負けないぐらいの馬っ気を出して馬券に挑んだ。

全敗した。
途中で予算が枯渇して銀行でおろしたが、それもスって合計¥30,000負け。
冷静さを失わずに¥30,000に踏み止まったのが唯一の救いだ。

全レース終了後、ジョッキーマスターズが行われ、大盛況のうちに東京競馬場の大イベントは終了した。

ボクは力説する。
「宿願だったオグリキャップも観れて、ジョッキーマスターズも観戦できての¥30,000は安い。」

人は言うだろう。
それは高すぎると。

でも、お金の価値なんか人それぞれ。
だってヒロキジーニョは水温計に¥40,000もかけましたよ。

だから¥30,000は安いのである。


ゴメン。
やっぱ¥30,000は痛かった…。  
Posted by foe1975818 at 22:19最近 

November 07, 2008

芦毛の怪物

ドリームパスポートが不治の病「屈腱炎」を発症して引退した。
同世代のメイショウサムソンよりも強いと信じていたのは勿論のこと、現役屈指のその末脚は見る者を魅了した。
皐月賞では彼を本命に据えて万馬券を獲ったし、馬券的にもその年のプラス収支に大いに貢献した相性の良い馬であった。
人間の都合によって振り回されまくった彼に「悲劇のヒーロー」という言葉は当て嵌めたくないが、引退後の行方が「乗馬」扱いと聞いて愕然とした。
「乗馬」≒「処分」である。
しかし、余生を送る先が「すずらん乗馬クラブ」と知って安心した。

北海道旅行3日目。
マイネルブリッジが繋養されているこの牧場を偶然にも訪問していたのである。
マイネルブリッジに特別な思い入れがあるわけではないが、日程的に札幌、千歳方面の牧場しか訪問できないので、行き掛けの駄賃的な意味合いで訪問したのである。

マイネルブリッジは眠たそうにしていた。
マイネルブリッジ


「最近、ゼネラリストも来たのよ」
この牧場のハイカラな女性オーナーが伝えてくれた。
ゼネラリストは忙しなく首を振っていた。
「大人しいから触っていいよ」という厩務員らしきおじさんに許可を得た。
もう一人の厩務員と秋華賞についての話題に花が咲いていた。
「福永が怖い」と言っていたので、もしかしたら的中したのではないか?
ゼネラリスト


次に訪問した牧場には
ボールドブライアン
ボールドブライアン

タイキマーシャル
タイキマーシャル

マグナーテン
マグナーテン

タイキマーシャルは乗馬の大会にも出場しているほどの実力の持ち主だそうだ。

次は日本調教馬として初の海外重賞を勝利したフジヤマケンザン。
休みを挟む度に強くなった不思議な馬だ。
怪我をしていて放牧されていなかったが、特別に見学を許可していただいた。
富士山見参


これはこの牧場で走り回っていた犬2匹。
常に一緒に走っていた仲の良いコンビ。
犬

あとは鶏も沢山いた。

ディープインパクト、キングカメハメハ、アドマイヤドン、トウカイテイオーを繋養している社台スタリオンステーションも訪問したけれど、高額な馬ばかりなので近くても5mぐらいしか近寄れない。

ボクにとっての名馬の定義は、普通の人とは違うけどね。

最後にノーザンホースパークの曳き馬で初の乗馬を体験し、空港に向かった。

今回は「滞在3日」とギュウギュウ詰めの日程ではあったが、中身はなかなか濃かった。

火傷を負った。
バスタオルを忘れた。
ウズベキスタンに勝てなかった。
札幌から旭川までの距離をなめていて、腰痛が悪化した。
砂川にはジャリジャリというタレントがいることを知った。
すずらん乗馬クラブのオーナーにコーヒーを出してもらった。

空港のロビーを歩きながら思い出を脳内ファイルに保存すべく整理していると、修学旅行に来ていた池田市の某女子高軍団と乗り合わせることになった。
兎に角うるせえのなんのって。
「撮ってぇ〜」と女子生徒に囲まれたカメラマンらしき男がニヤつきながらシャッターを構えている。
ガキにせがまれて鼻の下を伸ばしてんじゃねえよ。

ボクはそそくさと搭乗手続きを済まして金属探知機を通過すると、往路同様に反応した。

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Posted by foe1975818 at 22:02競馬