June 29, 2009

慰める奴はもういない

「うわああああー!!!」

母親の断末魔の絶叫が我が家の2Fから木魂する。
1Fのソファで横になっていた勤務明けのボクは、両脚を一旦大きく上げて反動つけてから起き上がって叫んだ。
「どないしたんや!」

「うんこが流れてない!!!」

犯人は何を隠そうこのボクである。
過去にも一度、同罪で家族から起訴猶予を食らっている。
発見した母親がその芸術的なまでに素晴らしい一本糞を写メに押さえ、仕事中に送りつけられてきた写メを確認したボクが罪を認めた次第である。
どうもウォシュレットでアナルを濯ぐ水の音をうんこを流した音と勘違いして、結果的にうんこを放置して颯爽とWCを後にしてしまうようだ。
「物忘れ」というカテゴリーに当て嵌めてよいものか判断が付きかねるが、いよいよボクもそういう危惧をせねばならん年齢に差し掛かってきたのか。

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Posted by foe1975818 at 23:54 最近 | TV

June 25, 2009

おかしいYOU

もう何年も腰をいわしているが、整骨院に足繁く通うのは断念した。
換言すれば「見切った」。
行き倒しても改善される兆候が一向に表れないし、「こうすればいい。」というアドバイスは御腹一杯になるぐらい拝聴したので、それを実生活で実行に移せばいいわけだし。

そのアドバイスの1つは、偏った癖を治すというもの。
何事もバランスが肝である。

人間は知らず知らずのうちに癖が表れているもの。
例えば…
脚を組む時に必ず右足を上にしてしまってはいませんか?
寝る時に右ばかり向いてはいませんか?
肘を付く時は右オンリーではないですか?
咀嚼する時は専ら左ではありませんか?
思想が右か左に偏よりすぎてはいませんか?

千原Jrのネタで、「腰痛が激しくなって病院で看てもらったところ、骨盤がずれていると診断されて、その原因を探ると、残念な兄との舞台における立ち位置が十数年間固定されているために左脚に自然に体重がかかっていることが判明し、何回かに一回は立ち位置を入れ換えなさいと指摘された。」というものがある。

日本を代表する右腕、日本ハムファイターズのダルビッシュ有は体のバランスを保つために、敢えて利き腕の右でなく、練習中に左で投球することもあるという。
実はボクもボーリングで不調の時などは、1ゲームを無駄にしてでも左手で投じたりする。
その後、右で投げると本来の調子を取り戻すこともある。

オダギリジョーと結婚した女優・香椎由宇は左右対称性が非常に高い顔立ちで、ドイツの医学博士が「標本にしたい」と唸ったほどの完璧な歯の咬合性を持ち合わせているのだそうだ。

ボクもいつかドイツの医学博士に「標本にさせてくれ!」と土下座させるためにも、左に傾いているおちんちんを矯正すべく、今日から左手でオナ…、いや、なんでもない。  
Posted by foe1975818 at 22:45 神秘 

June 09, 2009

愛のない小屋

パトカーを発見した瞬間、ボクの背筋は単位で表せない速度で氷結。
きっと何かの間違いだ。
現場に辿り着く前にパトカーは走り去った。
状況を把握できないボクは、現場付近のバイクショップに躊躇することなく駆け込み、今のパトカーの来訪理由を尋ねた。
「午前中にそこで結構大きな事故があったんで、その実況検分で来てたみたいですよ。」
ヨネスケばりの急なボクの訪問を動揺することなく、稼働していたエンジンを態々止めて耳を傾けて解答してくれた。

そうか、違ったか。

どこだ。
一体どこまで行ってしまったんだ。

数年振りに自転車を漕ぎ続けて、ボクの脚は悲鳴を上げることもできないぐらいに張っていた。


「ラヴおらへんねん。」

16時頃、買い物から帰ってきた母親が悲壮な声でボクを呼んだ。
仕事から帰って昼寝中だったボクは、目が完全に開いて光を捉える前には玄関を飛び出し、駆け出していた。

ラヴを泳がせると、まず行きたがるのが西か北方向。
逆に東の踏み切りを超えることはない。
ボクはまず中央線を超え、北へ向かった。
それはいつもの散歩コースでもある。
40分は掛けて周るコースを10分足らずで駆け抜けた。
姿はない。
懸念はボクの体力。
ダッシュしていてはボクの体力が尽きてしまう。
一先ず帰宅して、近所に住む妹家族の自転車を借りて捜索に当たる。

普段は紐に繋いでいるが、ラヴが意味もなく鳴き始めた時に、猫の額ほどの庭に放し飼いにしている。
母親が孫を連れて買物へ出掛けている間に、門扉と地面の隙間から逃げ出したのだろう。
ボクは2Fの自室で熟睡中だから気付くはずもない。

ラヴにはまだ居なくなられては困る。
14歳を超えた老犬とはいえ、ラヴがいなくなることは我が家のセキュリティーが78%低下するのだ。
それに今晩中に発見できなければ明日も探さなければならず、予定していた姫路競馬場遠征も中止になるではないか!

「ラヴーッ!!」

母校である箕面一中付近、母親の散歩コースである三角公園周辺、自転車さえも通るのがやっとの近所の狭い生活道路、散歩コースには選択したこともない心臓破りの坂が待ち構える桜ヶ丘も立ち漕ぎで捜索する(下ればよかったんやけど)。

「黒と白の中型の犬を見ませんでしたか?」
擦れ違う度に人々に尋ねるが、暖簾に腕押し。

捜索開始1時間後には仕事から帰った親父もチャリンコで捜索に当たるが、努力は報われなかった。

空が赤とも青とも比喩できない色に変色していた19時頃、母親からの着信。
保健所に問い合わせたところ、保護されているとのこと。
行くはずのない踏切を越えて箕面市役所付近で捜索にあたっていたボクは安心して10歳は老けた。

大阪府のHPで確認したら、電話で問い合わせた職員の言っていたとおり、愛犬の写真が掲載されていた。
間違いはない。
ラヴだ。
尻尾を垂らし、意気消沈している情けないその姿を確認すると、両親も、ボクも、そして急遽我が家へ駆け付けた妊娠中の妹も笑い転げた。

兎に角よかった。
どこのどなたか判らないが、通報してくれてありがとう。
でも慣れない場所での宿泊で緊張して、ちゃんと眠れていないんじゃないだろうか?
餌は貰えているのだろうか?
スマン、明日、母親が迎えにいくまでの我慢だ(ボクは「姫路競馬場行き」だから断念)。

帰るのを拒んだりして。  
Posted by foe1975818 at 23:43 ペット 

June 04, 2009

会話が…えーっ!!

勤務先が浪速区、大正区、そして西成区。
言及するまでもなく、それらの地域は人種的には全国でも指折りの底辺レベルである。
だから稀にまともな会話ができる人と出会うと、それが一般社会では至極普通であるはずなのに、嬉しさのあまり嗚咽である。
それに比べ北摂地域の人種の穏やかなこと穏やかなこと。
生活水準の違いが成せる業だろう。
ボクの通う乗馬倶楽部がその北摂地域に構えているのだが、やはり上品な方々が集っている。
言葉遣いからして違うのだ。

ビギナークラスレッスンを受講するためにソファに鎮座していた時のことです。
小学4年と1年ぐらいのある姉妹がね、英語で会話していたんですよ。
オーマイガッ!
教科書で馬装の予習をしていたボクの耳に英語での会話が聞こえてきたんで目線を上げると、明らかに日本人ヅラの小学生姉妹が英会話ですよ。
信じられます?
日本語しか喋れないボクの方がおかしいのかと周辺を見回し挙動不審になってしまいましたよ。
改めてまじまじと姉妹の顔を確認したが、どの角度から視聴してもドの付く日本人であります。
英会話の内容は意味不明でしたが、ジェスチャーなんて外国人そのもの。
たまに目を見開いたり、両肩をちょっぴり上げちゃったりなんかしてね。
指導員が現れ、今日のレッスン内容を伝えた時、その姉妹の名をベタな日本名で呼んでおり、それに対し姉妹は普通に日本語で応答していた事から日本人であることは間違いなさそうです。

来たるべき受験戦争に向け、若いうちから日常会話で英会話に親しんでいこうとの両親の心遣いでしょう。
「偏差値の高い大学を卒業した人間があくどいことをして日本が駄目になっているんだよ。」と説いてあげたかったけど、余計なお世話だろうとギリギリで言葉を飲み込みました。
まあ、彼女たちにはそれを英語で伝えないと通じないのかもしれないけど。
やっぱり乗馬倶楽部ってボクのような底辺の人間が通う場所ではないのかもね。  
Posted by foe1975818 at 22:56 最近