よしゆきロビンソンの勝手にしやがれ

悪夢のような一昨日｡
雷雨によって仕事が忙しくなり､それによってﾊﾟﾆｸったﾛﾋﾞﾝｿﾝはﾐｽをする｡
一旦帰宅しようと電車に飛び乗るも､淀川花火大会の客でｷﾞｭｳｷﾞｭｳの満員｡
帰宅し､即会社へ車を飛ばして現場に行くも解決せず､本社へ謝りの電話を入れ怒られる｡
気づけば36時間ﾒｼを食ってなかった｡

必死で逃げる｡
でも､全然進まない｡

ﾛﾋﾞﾝｿﾝがよく見る夢のﾊﾟﾀｰﾝなのであるね｡

ある日からﾛﾋﾞﾝｿﾝはある夢を見たことがきっかけで､夢を見たら必ずﾉｰﾄに書き込む作業を始めた｡
だいたい舞台は自分の卒業した小学校､中学校で､登場人物は友人が多いのだが､そんな中､20代前半の髪の長い美しい女性が夢の中に現れた始めたのはﾛﾋﾞﾝｿﾝが小3の頃｡
全く面識がない｡
｢誰や?まあ､ベッピンさんやから､ええか｡｣
その女性は2回に1回は現れる｡
ただ､そんなに近い関係ではない｡
TVﾄﾞﾗﾏでいうなら､自分が主役｡その女性は5番手あたりになるだろうか｡

10年以上経っても､まだ現れる｡
｢だから､誰やねん｡｣
ﾛﾋﾞﾝｿﾝの寝起き第一声はそれがほとんどだった｡
夢の中でも当然ﾛﾋﾞﾝｿﾝは老いていくが､その女性は不変｡
関係性も主役と5番手と不変｡

上京して間もない頃､CDTVをぼ〜っと見ていた｡



愛しく強く抱きしめて 染め変えてあげる



夢の中の女性が歌っているのだ｡
全身鳥肌｡
もちろん､やっと会えた感激の鳥肌ではない｡
その女性は15年も前に夢の中にいたのだ｡
よく似た人なんかではない｡
ﾛﾋﾞﾝｿﾝのカッサカッサの肌がイッボイッボになったのだ｡
あのときの寒気は今でも忘れない｡

その日を最後にその女性は夢の中に現れなくなり､ﾛﾋﾞﾝｿﾝは夢日記を記さなくなった｡