January 17, 2006

発言拒否

関西が揺れて11年。
こんな日に耐震強度問題でオジャマモンの証人喚問が行われる。
どう考えても、狙い撃ちだろう。
一方で、オジャマモンの由来?にもなったホリエモン率いるライブドアが強制捜査。
それぞれ逮捕されるんだろうか?
となると、裁判の傍聴が趣味となりつつあるボクはソワソワするが、競争率の激しくなるであろう、それらの裁判を並んでまで傍聴したくはない。
抽選に外れたら最悪だ。ボクは気が狂うだろう。

でも、裁判の傍聴に行く必要がなくなってきたかもしれない。
実は、我が家のとある問題が裁判沙汰になる可能性が出てきたのである。
刑事じゃなく、民事ですよ。
手っ取り早く近い将来起こるであろう裁判内容を書こうかとも思ったが、これを語るには、遠くボクの母が嫁いできたときから語らねばならない。


ボクの母は32年ほど前に大阪は城東区から父の実家に嫁いできた。
祖父(父方の父)は借家経営をしていて、その借家に住むことになったのだ。

ボクが住む箕面市のとある集落は、昔っからそこに住む人ばっかりで、妙な団結力と、古臭い体質が特徴である。
噂が広まるのも早い。
そして、この手の人間たちはよそ者を毛嫌いする。
それはここに昔から住む、祖母も例外ではない(祖父は養子としてこの地に来たので、全然違う)。
母が嫁いできたときも、すぐに噂は広まる。
どこの人間なのか、何歳なのか、実家はデカイのかetc。

旦那の両親とは同じ敷地内に住んでいるので、ほぼ旦那の両親と同居といってもいいだろう。
当然、嫁姑問題が勃発した。
いや、姑の圧力が始まった。
姑である祖母は、この「村」の特徴を生かし、ありもしない噂を広め、村中の人間を味方につける。
母は気づいていたが、言い返すことはしなかった。
なぜなら、みんな面と向かっては悪口を言わない。挨拶すれば、返してくれる。世間話もする。
要は、陰で噂をするのである。
後ろ指をさされることはしていないのに、さされる。

敵はまだいる。
それは父の姉(ボクからいうと伯母さん)である。
この伯母さんは嫁いで枚方市におり、年末年始や、正月に帰ってきて、実家で我々も含めて夕食を共にする。
祖母は実の娘である伯母さんを可愛がり、伯母さんもそれを利用した。
台所における2人の母への圧力は想像するに難くない。

ボクは伯母さんの息子と仲がよくて、近くの公園で伯父さんと一緒によく野球をしていた。
伯父さんは物静かな人である。
この村のこともよく知らないし、血の繋がっていない一族の問題には口を出せるわけもないし、我関せずみたいな感じなのだろう。

祖父が入院した。
ボクが小学生の高学年の頃である。
看病するのは母。
泊りがけで看病することもあった。
父はぽっぽやという勤務時間が不規則な職業だが、長男である。跡継ぎである。
時間を縫って、母と交代で看病にあたる。
祖母はというと、看病しない。
腰が若干悪いからというのもある。
でも、出来る範囲の看病もしない。
人工肛門になった祖父の下の処理の際、気持ち悪いと言う。臭いと言う。面倒くさいと言う。
枚方市に住む「実の娘」である伯母さんは年に1度程しかお見舞いに来ない。
人工肛門となった祖父を見て、気持ち悪いと言う。臭いと言う。面倒くさいと言う。
やっぱり血の繋がった親子である。

祖父が母と病室で2人きりのとき、言ったそうだ。
「すまんな、K(母)。ホンマはT(祖母)が看病せなアカンのに、薄情な奴や。M(伯母さん)もたまに来た思たら、あんなこと言いよる。来んでええわ。」
「S(伯父さん)はおとなしいから大丈夫やろうけど、ワシが死んだら、Mは絶対、遺産をくれって言うてきよる。やらんでええからな。アイツは嫁いどるんやから。」

養子である祖父は母の苦悩を誰よりも理解していた。
祖父は「養子」という難しい立場から、強い発言を控えてきた。
そんな自分と母がダブったのだろう。
そして、これから起こるであろう、さらなる困難も予想していた。
祖父の義理の父が亡くなったときに、財産贈与でもめたからだ。

祖父が亡くなった。
昭和63年4月2日のことである。

やっぱり苦悩は続く。
Posted by foe1975818 at 15:21│Comments(9) ごあいさつ 
この記事へのコメント
あれ?私、こんな感じの話をリアルタイムで見てます。
(ちなみに叔母さんですが…)

続き、気になります。
Posted by チカ at January 17, 2006 20:22
チカさん
チカさんところもですか。
これはどこにでもある問題ですよね。
永遠のテーマなんでしょう。
Posted by よしゆきロビンソン at January 17, 2006 20:29
う〜ん、かなり深刻な嫁姑問題・・・。
私はまだ経験したことないですが、友達は少しずつ体験中。
やっぱりどこの家庭にでも起こりうることなんですね。
ウチも当時病弱だった伯母(長男の嫁)と祖母の間で色々あったようです。
ただ病気を理由に別居したので、激化せずに済みました。
で、今は祖母が高齢で認知症気味なので、今はお互い穏やかに・・・。
なんと言っても祖母はもう94歳ですからねぇ。
Posted by あさゐ at January 17, 2006 22:46
あさゐさん
旦那が鍵を握ってると思うんですよ。
嫁さんにすれば、味方は旦那しかいないわけですし。
もめないためには別居が無難でしょうが、解決にはなりませんからね。
うちも母方の祖母が認知症で施設に入ってます。
もう、誰が誰だか分別はついてきてないようです。
94歳って、一昔前なら、長寿だったと思うんですが、今や普通ですもんね。
Posted by よしゆきロビンソン at January 17, 2006 23:51
なんかうちはまだまだ先の話かな…。

でも先がかなり気になります!!!!



あ、リンク貼ってもよろしいでしょうか?
Posted by chamunili at January 17, 2006 23:57
深夜にお邪魔しています。
わぁ…やっぱりあるんですね、人は口には出さないだけで。
うちはもっと質の違った生臭いのがありました。
水面下では現在進行形です。
恐らくこれは輪廻なんでしょうね。
今まで人には一度も話したことがありませんが、話しても実際各家庭、当事者でないと解らない事って沢山ありますもんね
こういう事態に本当の意味での解決はないと思っています。
歩み寄る心ががお互いに存在しないならば。
Posted by at January 18, 2006 04:00
ロビンソンちゃ(。・"・。)ノ コン 
わたしの周りにもこういう話 あります
やっぱ遺言書は必須ですよね・・・
かといって自分の親に
「早く遺言書よろしくね」っていえないし〜^^;;

私が介護が必要になったら
全財産/総介護時間*個人の介護時間にして
タイムカードでも置いとくかなw
そしたらみんな喜んで介護してくれるよねw
その前に遺産ないやw
Posted by のん at January 18, 2006 04:38
 
 やべ、不覚にも、ちょっとうるった。
 
 この手の話弱いっす。  
 おかあさんとおじいちゃんの話、次回が気になります。
 
Posted by ある契約社員 at January 18, 2006 05:49
チャムさん
わかりませんよ〜。
忍び寄ってるかもしれないですよ。

リンクどうぞ。
オレも貼ります。



夕さん
生臭い…ですか。
歩み寄る心が、この後当事者に湧き上がってくるかどうか。



のんさん
オレの親は遺産は残さないと言ってくれてます。
その方がわかりやすくていいです。
自分の介護記録をつけとくのは、チョットおもろいかもしれないですね。



ある契約社員さん
この話を聞かされたのは、結構、この数年のことやったりします。
親を見る目が変わりました。
Posted by よしゆきロビンソン at January 18, 2006 07:35