October 16, 2006

行く末

昨日の公約は果たすことができなかった。
いや、遂行したが、結果が伴わなかった(本命に抜擢したキストゥヘヴンはレース後故障が確認されている)。
レースが終わってからの記憶が途切れがちだが、東京の12レースに手を出していたことが購入記録から明らかになった。
残酷なことに、瘡蓋さえもできないぐらいに傷口を広げてしまっている。

ビールを1、芋焼酎・黒霧島をロックで煽る。
完全に自棄酒である。
アルコールが傷口に沁みるぜ。
そんなボクを見て、

「秋華賞は6連複やったら獲れとったのぉ。」

親父がニヤけて嫌味を口走る。
売ってもいない架空馬券を持ち出すんじゃねえよ、まったく。
自分だって外してるくせに。



今週で一先ず3歳の未勝利馬のみによるレースが終了した。
これに伴い、日本全国で沢山の悲しいトラックが通行することになる。

日本で1年に生産されるサラブレッドは約8000頭。
その内、競走馬として2歳の6月頃から3歳の10月までに1勝を挙げれるのは1500頭ほど。
残りの6500頭の内、繁殖牝馬として、また、未勝利だが血統を買われて種牡馬入りする馬は牧場へ帰る。
地方の小さい競馬場で再デビューする馬もいる。
さらには乗馬施設に引き取られる馬もいる。
しかし、それはほんの少数であって、ほとんどの未勝利馬には容赦なく「死」が待ち受ける。
即ち、悲しいトラックの行く先は馬肉として処理される工場となる。
これらのサラブレッドの行き先の決定は馬主の一存によるものである。

さて、この馬肉。
我々人間の口に入るのは、ほとんどが仔馬の肉である。
生まれつき足がひん曲がっているとか、片目が無いとか、そういった奇形に生まれて競走馬としてデビューできない仔馬が馬肉としてお店に陳列される。
(因みに馬肉を桜肉とも呼ぶが、桜の咲く季節が旬だからという説が専らである。
そして桜の咲く時期こそ仔馬誕生のピークなため、奇形なら即、肉として処理され店に並ぶのでこの時期が旬となるようだ。)

では、競走馬として駄馬の烙印を押された馬の行方はと言うと、馬肉は馬肉でもペット用の馬肉として処理される。
競走馬の体は鍛えられ、硬くなってしまっており、味は今ひとつ。
したがってミンチ状にしてほとんどがペット用として出回るのである。
我が家の犬、猫にもそこんところをグッと噛み締めてよばれなさいと言い聞かせている(言い聞かせているうちに完食している)。

馬肉以外に他の処理方法はないのか?ということになるが、なかなかに難しい。
狭い日本、乗馬施設で預かれるのも限りがある。
ペットとしては金がかかりすぎるし、そもそも走る(逃げる)以外に脳がないのだ。

北海道、特に太平洋側には、あちこちに牧場が点在している。
ここに住む人々の大多数はサラブレッドの生産で生活が成り立っており、サラブレッドが根こそぎ消滅すればここの人たちはもれなく路頭に迷う。
そうだ!競馬は続けなければならないのだ。
そして、何と言ってもボクの唯一の趣味が無くなり、ボクが路頭に迷う。
これはイカン。

とまあ、最後は御馴染みの自分の都合になるわけだが、日本で用なしになった名馬が韓国や中国へポツポツではあるが渡っているようだ。
香港は例外として中国では賭博は認められていないが、認められさえすればコオロギにレースをさせるほどの博打好きの中国人のこと、必ずや競馬は発展するだろう。
サラブレッド生産には向かない痩せた土地しかないため現実味はかなり薄いが、胡錦濤には御一考願いたい。

破産する人が増えて、国家自体が路頭に迷ったりして。
Posted by foe1975818 at 12:36│Comments(6)TrackBack(0) 競馬 

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この記事へのコメント
こにちゅゎ〜♪♪♪
競争の世界ゎ厳しぃでござるね・・・(´_`。)グス
Posted by みぅ☆ at October 16, 2006 17:25
口に入る馬肉って、そうだったんですか。
う〜ん・・・思い出しそうです(苦笑
馬肉って、確か、怪我?とかにも良いんですよね?
貼り付けたりしますよね?柔道のヤワラちゃんが、
言ってたような?・・・ですよね?牛も、食べるんだから、
馬も、そう考えたら良いのかなぁ。
Posted by MANA at October 16, 2006 21:14
みぅさん
人間よりもキツいかもしれませんね。



MANAさん
オレは馬肉を食べたことないんです。
避けてるわけではないんですけどね。
牛や豚同様、それぞれ役割があるので残酷だとは思わないです。
ただ、そういう流れを知っておく必要はあるでしょうし、食べ物を粗末にしてはいけない気持ちを持ちたいものです。
自棄酒で吐きまくったオレが言うのもなんですが…。
Posted by よしゆきロビンソン at October 16, 2006 22:14
サラブレッドはペット用だったんすか。これは知らなかった。メモメモ
Posted by ある契約社員 at October 16, 2006 23:20
キストゥヘヴン・・故障してしまったんですか・・
知らなかった。復帰できることを祈ります。

馬肉は私もまだ食べたことないです。
乗馬クラブの馬でも、食用にされてしまうことがあるようです。
前にどこかのブログで読んだんですけど、
その方は乗馬クラブで長年その馬に乗っておられたようなんですが、
ある日その馬が急にいなくなり、クラブの人に聞くと観光地へ
乗り馬として出されたと言われたそうなんですが、
クラブの他のメンバーが本当の行方を知っていたらしく・・
本当の事を聞かされてショックだったと書いておられました。
悲しいけど、これが現実なんですね・・・。
Posted by のほほん at October 17, 2006 01:14
ある契約社員さん
生まれて間もないサラブレッド以外のほとんどはペット用になるようです。



のほほんさん
キストゥヘヴンの故障は大した事ないようで、外傷とハ行です。
敗因はそれだと決めつけて自分を納得させてます。

乗馬クラブの人はよかれと思って黙っていたんですかね?
乗馬馬も年をとれば引退せねばなりませんし、仕方ない部分はあるでしょうね。
2年前にオークス馬アドラーブルを見学にいったんですが、そのときに牧場の人は「活躍馬も出ないし、もうそろそろ…」って言ってました。
確かにアドラーブルの名は今年の見学リストにはなかったです。
別のとこに移動したのか、それとも…ってとこです。
そう考えると、牧場で余生を過ごせる馬は恵まれてますね。
Posted by よしゆきロビンソン at October 17, 2006 09:26