November 01, 2006

風通し

宮崎哲弥氏の発言を一部採り上げれば、

「最近の子供は弱くなっている」

とのこと。

例えば、先生Aがある生徒Yに対し、
「お前!これで忘れ物をしたんは何回目や!!」
と注意し、出席簿でケツをバシンと叩いた。
「次はこれでは済まんぞ!おい、○○。悪いけどコイツに資料を見せたってくれ。」
忘れ物を仕出かした生徒の隣に座る生徒に促した。
「ホンマ、しゃーないやつや。」
場を和ますかのように先生Aは少しだけ笑みを浮かべる。

ボクが中学生のときはたまにこういうことが発生していて、先生は頻繁に忘れ物を仕出かした常習犯生徒に対して決して色分けすることなく同様の対応をしていた(ボクはそんなヘマを犯しませんでしたよ、うふ)。
注意を受けた生徒はケツを摩りながらちょっとバツが悪そうに席に着き、コソコソと他の生徒に言い訳する。
それを聞いた生徒も「アホやな〜。先週あんなけ先生言うてたやんけ。」とコソコソ言い返す。

さて、上記のやりとりで現在の教育の場において問題点はあるのだろうか?
考えられるに
一、出席簿でケツを叩いた
二、生徒を「お前」呼ばわりした
三、他の生徒が見ている前で注意した
が挙げられるのか?

1,2年前、上記の対応を採っていた先生Aが辞めたと聞いた。
「やってられへんわ」
と捨て台詞を吐いて。

このA先生は我々の中学生時代は熱血先生で、サッカー部の顧問を受け持っていたわけだが、部活動においても外野の声により規制が厳しくなってしまい、まともな部活ができなくなっていたと溜息をついた。

現在、熱心な先生ほど学校を辞めてしまっているとのこと。


先生Aの発言は残念だったし、辞職はもっと残念だった。
匙を投げたくなるほど今の学校は腐敗しているのかもしれないが、投げ出してはほしくなかった。
もっともっと先生を取り巻くしがらみと戦ってほしかった。

宮崎氏が指摘しているように、子供は弱くなってきているのだろう。
昔から先生をしていた人は、個人差も考慮に入れて「ここまではいい」という注意に関するある程度のラインを長年の経験から引いているのだろうが、その「ここまで」の子供側のラインが低くなってきていることを見極め、先生もラインを低くして教鞭に立つしかなかろう。

仕方ないのだ。
現実なのだから。

いい先生ばかりが挙って辞めてしまえば、必然的にカスみたいな先生ばっかりが残ってしまう。
カスみたいな先生を教育できるのもいい先生なのだ。
是非、辞めずに頑張って戦ってほしい。
埒が開かない場合は、教育委員会や文部科学省の出番である。

そこが大問題なのであるが…。

では、いい先生とカスみたいな先生を見分けるにはどうすればよいのか?

批判ばかりでは卑怯なので、一つ提案を。

毎日授業参観制度を採用してみませんか?
たった45分程度の授業時間でさえじっと着席できずにフラフラとほっつき歩く「小1プロブレム」というオカルト現象のような信じ難い状況が現に発生している。
もはや先生だけでは手に負えない。
情けない話だが、舐められている先生もいる。

そこで毎日生徒の親が授業参観するのだ。
実際、親が参観しているだけで、病気ではない子供ならばおとなしくなるらしいのだ。
参観は1クラス1人でよく、教室の後ろから授業を眺める。
眺めるだけで口出ししてはいけない。
口出しの機会は後に作る。
参観は不公平感のないように当番制にすれば月に一度ぐらいで済む。
家族で難病を抱えてるため看病に忙しいとか、共働きの時代にあって難しい面はあるだろうが、そんなことを言ってる場合ではない。
切羽詰ってますよ、既に。
子供のためならできるはずだ。
愚図る親がいればその子供は1科目あたり50%減点。
2回繰り返した時点で退学。
さようなら。
例外やグレーゾーンなどの日本人特有の曖昧なルールは一切設けず、裁判員制度のように国レベルでルールを完全一本化する。
もちろん暇な人は毎日参観したって構わない。

また、この制度は子供を押さえつけるためだけのものではない。
先生にも睨みを利かすことができる。
A先生のように一生懸命教えてる先生なら望むところだろう。
いい先生かカス先生か、親御さんの目でしっかりと確かめていただくのだ。

そして実際自分の目で確かめた情報、例えば
あのガキは授業を受ける姿勢がなってない!とか
あの先生は自信なさ気に教えている!
などの情報を一先ずチェックする。
参観した親が一周したところで、学校と親が話し合いの場を持ち、改善策を練り、これを永遠に繰り返す。

肝は授業風景のビデオ撮影である(当然ビデオカメラは学校負担)。
学校と親との話し合いの場に収録したものを検証し、カンカンガクガクやってもらう。
また、親同士が情報を持ち寄って気に食わない先生や折り合いの悪い親の子など、誰彼かを嵌めようとしてもビデオが動かぬ証拠となる。
それでも揉めるようなら第三者機関が介入する。

なんだったら親御さんには部活風景も御覧頂くのもよいかもしれない。
先生に見えなかったもの、見て見ぬフリをしてたものが、親だからこそ見えてくる場合もあるかもしれない。

危機意識を持とう!
だから投票には絶対に行こう!!(なんじゃそら)
Posted by foe1975818 at 23:42│Comments(9)TrackBack(0) TV | 過去ロビ

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この記事へのコメント
この問題を語る大前提としてマスコミ側の問題があるような気がしてなりません。学級崩壊してるのが当たり前みたいな口調で語りだすヒトもいるし。テリー伊藤とかがペラペラ言ってるのを見るとむかむかします


毎日授業参観て結構名案ですよね、やっぱり何事も実際の現場を見てみないと駄目ですよねぇ。
Posted by ある契約社員 at November 02, 2006 00:49
「小1プロブレム」って言うんですね?あの現象。
前にドキュメンタリーか何かで見て驚きましたよ。
確かに、最近の子供達は弱いと言うか、
堪え性が無くなってきてしまっているのかもしれませんね。
私の学生時代も、良い先生はどんどん転任させられてしまって・・
教師同士のいじめ問題と体罰問題が、私が社会人になってから明るみに出て、
新聞にも某雑誌にも取上げられてしまった程、内部が荒れている学校でした。
ビデオ撮影とか裁判員制度のようなルール一本化は画期的ですね。
実現してほしいですよ。そこまでする必要ある時代が来てしまってるんだと思います。
Posted by のほほん at November 02, 2006 06:28
ある契約社員さん
大多数の学校は上手いこといってますからね。
陰の部分ばかりを伝えるだけでなく陽の部分も伝えてほしいものです。
現場で何が起こってるかは、他人任せではなく自分の目で確かめてほしいですね。
Posted by よしゆきロビンソン at November 02, 2006 11:11
のほほんさん
小1プロブレムのハシリの子たちがそろそろ高学年に差し掛かるので、近いうちに中学高校と波が押し寄せてくるわけです。
先生も大変になりますわ。
最近の子が弱いというのは、耐え性がなかったり、怒られ慣れてないんだと思います。
子供の頃は親や爺さんからだけではなく、近所のおっさんや、見知らぬおっさんに怒られて学んだものです。
核家族化や地域の一体化が薄くなってるのも一因かもしれませんね。
うちの母校は今のところ表面化してないですが、後々になってからでも自分の母校がそうなっていってるのは寂しく、ショックですよ。
何にもしないよりかは、早い目に手を打っておいたほうが賢明だと思いますけどね。
Posted by よしゆきロビンソン at November 02, 2006 11:12
当たり前だった事、なんですよねぇ。
教科書忘れたら叩かれる。みんなの前で怒られる。
どうしてそれが虐待なんでしょうか?
親がそういうふうに育てられなかっただけですよね?
私はラッキーなことに、高校までは必ず良い先生が一人おりました。
その先生がいなくなったら…終わるでしょうね。
Posted by チカ at November 02, 2006 14:35
私も子供が弱くなってると思います。
でも大人が弱いから子供がもっと貧弱になるんでしょうね。
子供の態度を咎める前に大人が強くたくましくならないと。

Posted by panda at November 02, 2006 15:36
チカさん
おかしなのは極一部の人間なんですが、なまじっか権力のある人間がおかしなことを言い出すので始末が悪いですね。
何でもかんでも殴ってよいよは思いませんが、常習化した人間には致し方ないでしょう。
親であれ先生であれ殴る側も程度を弁えないといけませんが。
うちにはいい先生がたくさんいて、いい仲間がいて、いい学校だったのでラッキーでしたよ。



pandaさん
先生や親になりきれてないんでしょうね。
先生業や親業は先輩や祖父母から受け継がれていくのが常だと思うんですが、上下の関係も希薄になっていってるから人が成熟しないのかもしれないですね。
Posted by よしゆきロビンソン at November 02, 2006 20:07
子供が弱くなってるってより、親が強くなりすぎてるせいで周りの大人が子供に弱くなってしまってるって感じに思えます。
子供なんて厳しく躾ければちゃんとできると思うのですが、それができない状況をどうにかするべきかなって思います。
たぶん俺達が子供の頃もこういう風に思われてたんだろうけど、その時に対処しなかったおかげでどんどん酷くなってるんでしょうね。今からでもどうにかしないとエライことになるのは容易に想像できますけど、保護者に保護者が必要な時代ですから、そうとう根が深い問題だと思います。
Posted by クロフネ at November 02, 2006 23:53
クロフネさん
今のような状況が急に勃発したわけではないですからね。
徐々に徐々に内で燻ぶっていたものが表面化したんでしょう。
最後は親の躾け次第になると思うんですよ。
躾け方が分からない人は親に聞くなり、近所の人に聞くなりとすべきだと思うんですが、親がいないとか、近所との繋がりがなかったり、自分の遊び時間のほうが大事でハナから躾ける気がなかったり、躾と称して虐待する人間がいますからね。
Posted by よしゆきロビンソン at November 03, 2006 08:58