関西では「ぷっすま」が全国版よりも1,2週遅れで放送されているのだが、昨日深夜に江頭2:50が出演しており、久方ぶりのその勇姿を目にして笑いこけた次第である。
深夜1:00頃にあんな大声で笑って、よく苦情が来なかったなと肝を冷やしている。
昨今の規制の厳しいバラエティ業界において、出来得る限りの芸を見せてくれた。
ラストの捨て台詞「灰になってしまった」でボクのアゴが脆くも外れ、食べていた「じゃがりこ(チーズ味)」を暫く飲み込めなかったほどである。
しかし、そんな江頭さえも霞んでしまう存在感を見せつけてくれたのが「松村 邦洋」。
モノマネのオンパレードで、中でも初めて見た阿部寛には目を丸くした。
まだ誰も手を付けていない点がさらに評価を上げるのである。
他にも花田勝氏との兄弟紛争に塗れた貴乃花や、バイク事故を起こしてからのビートたけし他、レパートリー全てを見ることができ、お腹一杯の至福の時であった。
現在における松村邦洋やコージー富田に代表されようなタイプのモノマネ師の流れを作ったのは、キッチュこと松尾貴史ではなかろうか。
笑福亭鶴瓶がよく目が笑ってないと突っ込まれているが、最初にそこに目をつけたのが松尾貴史である。
彼曰く、「ボクのモノマネは商品価値がない」とのことだが、大島渚に岡本太郎、藤本義一のモノマネは充分に耳目を驚かすことができるだろう。
関根勤が披露する宇梶剛士の堪えたような笑い方のモノマネや、世界陸上でやたらとテンションの高い織田裕二のモノマネ「頑張れよぉ、金沢イボンヌゥ〜」など、上記した4人のモノマネ師はやはり目の付け所が鋭く、似てる似てないよりも、どの部分を切り取っているかが肝なのだなと、芸人でもないのに人目を忍んでモノマネレパートリーを増やすことに精を出すボクである。
ニヤつきながら水色パッソを運転する正岡子規似を見かけても、決して目を合わせないでください。
こんなアホなことしてて、いつか日の目を見る日は来るのだろうか?