November 28, 2006

北海道中膝栗毛

今秋のサラブレッド巡礼最大のイベントは、なんといってもミホノブルボンだった。
2年前にも訪問したが、飽きもせず再び訪れたのである。

が、今回の再会時の様子は2年前と全く同じで、デジャヴに襲われてしまった。
したがってその模様は手抜きする。→ブルボンとの初対面

で、2年前は終了した。
今年も全く同様で、手土産を持たずに訪問したことをこれまた2年前同様、悔いていた。
柵から遠く離れてしまったブルボンをボンヤリと眺めていたら、偶然、牧場主が軽トラで通りかかり、ボクに呼びかけた。

「中、入っちゃっていいよ。」

ハイ!出た!!!
前回のネーハイシーザーに同様の嬉しいハプニング。

「ありがとうございます!!!」

柵の間をニュルっとすり抜けて放牧地に足を踏み入れた。
※牧場の方の許可なしに勝手に放牧地へ入ってはいけません
ブルボンの毛ヅヤは17歳となった今も全く色褪せておらず、少し西に傾き始めていた太陽に照らされた栗毛の馬体は一層輝きを増していた。
無心で草を食むすぐ近くで、目を輝かせてデジカムを構えるボクに時々チラりと目を遣る。
きっとボクは邪魔な存在だったに違いない。


幸せな馬である。
競走馬として結果を残せなかったマイナー血統の馬ならば、先にあるのは「死」のみしかない優勝劣敗の厳しいサラブレッドの世界。
ブルボンは父親としては孝行息子を輩出することはできなかったが、競走馬としての功績により生まれ故郷でこうやって広い放牧地を与えられ、気が済むまで草を食めるのである。


ボクも立派に社会貢献をして、将来は気が済むまで競馬ができる悠々自適の生活を手にしたいもんである。

もう、手遅れか…。
7cc952be.JPG食事の邪魔をするボク

Posted by foe1975818 at 23:02│Comments(7)TrackBack(0) 競馬 

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この記事へのコメント
馬様、いつ見ても綺麗ですねぇ。
うちの犬にも、同じぐらいの綺麗さでいてほしいものです。
私も悠々自適に生活できる事を願います。
Posted by チカ at November 29, 2006 16:34
チカさん
この毛色は特に美しいですよ。
犬にはない毛色でしょうね。
手入れが行き届いてないとなかなか保てないですよ。
Posted by よしゆきロビンソン at November 29, 2006 21:38
ミホノブルボン大好きです。
幸せに暮らしてるのは何よりです。
Posted by クロフネ at November 29, 2006 21:40
いつもながらにして、
題がすばらしい。
感心します。
お馬さんきれいだな〜。
クリスマスイブは小倉競馬場で過ごすことになりそうです。
Posted by すい at November 29, 2006 22:41
クロフネさん
オレも好きですよ。
競走馬だったとは思えないほどゆったりとしてました。



すいさん
友人ワタロックがホームページ上で我々の広島旅行を描いたときのタイトルで用いた「広島道中膝栗毛」からパクったわけです。
ま、内輪ネタだったりします。
ナイスなイヴをお送りできるやんか。
オレは阪神競馬場に行こうかしら。
偶然休みやし。
Posted by よしゆきロビンソン at November 29, 2006 23:41
ミホノブルボン、懐かしいです。
今も元気にしてるんですね。長生きしてほしいです。
・・私もミホノブルボンの時代から競馬やってるってことは
相当中央競馬会に貢献してると思うんですが・・なかなかどうしていやはや・・・。
あ”・・なんかPCの調子が悪く・・何個も入ってたら消しといてください。
Posted by のほほん at November 30, 2006 05:27
のほほんさん
ミホノブルボンと出会ったお陰で競馬にのめり込むようになりましたし、感謝にたえません。
オレもこの時代から本格的に馬券デビューしたんですよ。
安い馬1頭ぐらいは買える値段は注ぎ込んでますよ。

何個か同じコメンツが入ってたので消去しておきました。
Posted by よしゆきロビンソン at November 30, 2006 19:12