November 30, 2006

伝言ゲーム

大阪府豊中市の学童保育で、小3男児がビンゴゲーム中に何度注意しても喚き散らすので、女性指導員が男児の口に粘着テープを貼り付けて事態を収拾させたことが、別の子供の保護者からの連絡で発覚し、指導員は男児の両親らに謝罪したそうである(児童がおとなしくなってからテープを外した)。

おいおい!ちょっと待ったれい!!そんなことが問題になるのかい!!
じゃあ、ボクもありますよ。→口封じ

ボクが悪いのは誰に目にも明らかだから謝罪なんて求めませんけどね。
悪いヤツがお仕置きされるのは当然。
自然の摂理である。

先生!その節は申し訳ございませんでした!!


先週末の電車内で園児の大行列と鉢合わせた。
遠足への道中のようだ。

いやあ、頬が落ちそうなぐらいかわいいですねえ。
保母さんて。
園児よりもボクに涎掛けが必要である。


秋の遠足の最大の思い出は小3のときの妙見山。
阪急川西能勢口駅から能勢電車を乗り継いで、終点が妙見口である。

妙見山の途中のリフト乗り場に到着した我々御一行。
この地点は質素なリフトで上るのだ。
リフトは1人乗りで、椅子が流れてくる間隔は約3mだったであろうか。
全長は記憶にないが、地上の芝生からの高さは2mほど。

リンク先のような病気のボクなので、当然リフトの椅子の上でガサガサしており、前のヤツを呼んでは話し掛け、後ろのヤツと喋るために振り返る。

背中にモスグリーン色のリュックサックを背負っているため、椅子に腰掛けている面積は小さい。
だから動き回れば危ない。
下へ落っこちる可能性があるため、乗る前に係員からは口煩く注意を受けていた。

ボクは落っこちた。

頭上を行くクラスメイトから、リフトを降りた先の他のクラスメイトから、リフト乗り場で椅子を待つ他のクラスメイトからの笑い声が秋の妙見山に木霊した。

リフトに乗って上り迫ってくる担任の長谷川(♂)先生が
「おい○○ー←ボク。大丈夫かー!もうすぐ先生がそこに着くからそこで待っときなさい。」
優しい先生らしく落ち着いた口調でボクを宥めた。

一方、リフトの降り場地点に構える係員のおっさんが物凄い剣幕でボクに呼び掛ける。
「早くこっちへ歩いてきなさい!!」

一方は「そこで待っとけ」
もう一方は「早よ来い!」

どうすればよいのだ!!
体を引き千切られるような思いに苛まれた小3のボクは悩みに悩んだ挙句、先生がリフトで上ってくる様子を眼下に見ながら、後ろ歩きで上る戦略を採用した。
お互いの大人の意見を尊重するナイスなジャッジだったと今でも思う。

だが、そんなナイスジャッジも空しく、上った先で係員と先生らに雷を落とされたのは言うまでもない。


明くる日、クラスメートの遠足の作文は、
「○○君がリフトから落ちて、めっちゃ怒られてました。」
ボクのリフト落下事件で埋め尽くされた。
「めっちゃ怒られてました」までは書かんでええやろに…。

もっと恐ろしいのは、他の3クラスの作文までもがボクのリフト落下事件&めっちゃ怒られた件で大いに盛り上がっていたことだ。
実際、肉眼で目撃していないヤツまでもが、である。
このご時勢で例えるならば、2ちゃんねるだ。
そんなことだからええ加減に伝わってしまったのだろう。

「○○君がロープウェーから落ちました。」
と誤って記述してしまうのである。
ロープウェーから落ちたらさすがに命はない。

また、別の作文では
「○○君の乗っていたロープウェーが落ちました。」
となっていた。
死者はボクだけでは収まらず全員枕を揃えて討ち死となり、学校は作文など書けるお気楽な状況が整っていないだろう。


まだ、あのリフトは残ってるかな?
Posted by foe1975818 at 23:02│Comments(5)TrackBack(0) 過去ロビ 

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この記事へのコメント
小さな頃からスキーヤーの私ですが、
背が小さいためリフトに乗るときは管理のおじさんに毎回乗せてもらってました。
でも、めんどくさくなったんでしょうか。
おじさんは来てくれません。

迫るリフトのイスの高さは私の背中付近。
そのまま背中を押されて落ちました。高さ2M位かしらん。

リフト待ちの人々のひまつぶしネタになったと思います。
Posted by panda at December 01, 2006 13:45
pandaさん
スキーヤーとは羨ましい。
全くできませんが、修学旅行で一度行きましたが、2日で3時間程度しかできなかったので直滑降で終了しました。
そのときのリフトはきちんと完走できました。
背中付近て、結構高いですね。
その落ちかたは芸人ですよ。
Posted by よしゆきロビンソン at December 01, 2006 14:41
以前スキーに行って初めてリフトに乗った時、本当に落ちたらどうすんだろうなとガクブルした思い出がありますが、ロビンソンさん落ちちゃったんですね。
雪山じゃなくて良かったですね。
しかもその後のクラスメートの作文が伝言ゲームみたいに事実から離れてるのが面白いですww
Posted by Kタソ at December 02, 2006 02:32
リフトから落ちる???
考えられません、どうしてですかぁ?って、
色々動いていたんでしたね。
落ち着きの無い子供でしたか。
私はそんな時だけはしっかち落ち着いてましたわ。
Posted by チカ at December 02, 2006 08:56
Kタソさん
スキー場のリフトなんかより、もっとちゃちいです。
高さも2mほどでしたし。
スキー場のリフトからの落下なら大怪我するでしょうね。
今、小学校のときの作文を読み返すとおもろいですよ。



チカさん
ズルっと滑り落ちたんですよ。
カラフルでプラスティック的な椅子ですわ。
落ち着きは全くなかったですね。
今のご時勢なら、何らかの病気と診断されてたと思いますよ。
Posted by よしゆきロビンソン at December 02, 2006 19:33