よしゆきロビンソンの勝手にしやがれ

哀川翔の物真似をする芸人が現れた｡
口調､声色､容姿､全てがそっくりで､スタンディングオベーションしてしまった｡
彼にはもう1つレパートリーがある｡
何と､｢ほっしゃん｡｣である｡
なかなかおりまへんで､ほっしゃん｡の物真似をする芸人は｡
実は､ほっしゃん｡のごく一部分を抽出した物真似なのだが､これがウケた｡
まだ知らない方のためにネタばらしは控えておく｡
とにかくビックリしますよ｡

一昨日､昨日と､ﾎﾞｸと友人Ｙは､ほっしゃん｡の物真似で持ち切り｡
なんでかわからんが､物真似したくなるのだ｡

一昨日､川西市のボーリングに出掛けた｡
2人ともスコアは可もなく不可もなくで､しょうもない結果に終わった｡
ただ､このボーリング場の期間限定サービスで､最後の10フレでスペア以上ならジュースを貰えるチャンスで､ﾎﾞｸの投じた球で2ピンが残った｡
こんなときに限って､両端に1ピンずつ｡
はい､スペア無理｡
ミラクルだ｡
ビックリしますよ｡

昨日は朝一から園田競馬場に足を踏み入れた｡
第1レースにギリギリ間に合わなかった時間に到着｡
発走する直前に軽く予想したら､その通りに決着｡
馬連で68倍もついた！
ああ…｡
買ってないときに限って…｡
ビックリしますよ｡

暗い気持ちを引き摺ったまま次のレース､またその次のレースへ｡
当たる訳ない｡
その間に競馬初心者のＹは手堅く的中している｡

気持ちを入れ替えるために昼食を採る｡
カツカレーを注文｡
｢勝つ！｣という意味を込めて､第1レースを引き摺っている女々しい自分に｢喝！｣を入れるため､そして､次のレースで本命として白羽の矢を立てた｢カツダリア｣という熟女馬に奮起を促すためである｡

奮起しました､カツダリア｡
2着！
ホンマに来るかね､しかし｡
ビックリしますよ｡
馬連で70倍でござる｡

ここまでは遊び｡
｢ＴＣＫ女王杯｣に全力投球である｡
横山典弘騎乗のペディクラリス絡みの馬連を､大盛で注文｡

出遅れるかね､しかし｡
ビックリしますよ｡
5着敗退｡

駐車場代､飯代､専門紙代などの経費も差し引いてﾎﾞｸは5,000円程儲け､Ｙはプラマイ０で園田競馬場を後にした｡

夜は池田の行きつけの居酒屋で祝杯を上げた｡
この2ヶ月で5度目のお出ましである｡
ﾎﾞｸが飯代の半分を出すと知り､目の色を変えて駆けつけたのはヒロキジーニョ｡
この3人が集結するのは､あの事件以来である｡→泥酔

｢スマイル｣という若手芸人をご存知でしょうか?
おそらく関西の人間しかわからない､いや､関西の人間でさえも知っている人は少数だろう｡
｢スマイル｣のボケ担当｢ウーイェイよしたか｣｡
彼には､斜に構えた姿勢から勢い良く振り返り､｢ウ〜イェイ！｣と言いながら親指を立てるギャグがある｡
ほっしゃん｡同様､なんでかわからんが､物真似したくなるキャラを有する彼｡
そんな彼の容姿が､ヒロキジーニョにそっくりなのである｡
残念ながら声色は真似できないようで…｡
ﾎﾞｸは声だけは完璧にマスターした｡
マジで､ビックリしますよ｡

ヒロキジーニョはこの日の朝､電車･バスを利用して梅田へ遠征していた｡
ｲﾝﾀｰﾈｯﾄで､あるお店のダウンジャケットに一目惚れし､購入するためである｡
途中､迷子になり､目的地を訊くため､園田競馬場で博打中のﾎﾞｸに電話を寄越してきたが､｢知らん！｣と､逆ワン切り｡
戦場と化しているのだ､競馬場は｡
しょうもない電話を寄越すな｡
怒るで､しかし｡
何でも知ってる友人ピサロに電話して漸く辿り着いたそうだが､目的の物が売り切れていた｡
朝早くから1時間以上かけて遠征したのに！と､ワナワナと怒り震えたそうだが､怒りの矛先は実は店員に向けられていた｡
この若い男店員のノリがﾗｯﾊﾟｰ系で鼻についたらしい｡
このなんちゃってﾗｯﾊﾟｰが､目的のダウンジャケットの｢ＸＬサイズ｣の試着を薦めてきた｡
アメリカンサイズのダウンジャケットで､小柄なミクロマン･ヒロキジーニョは｢Ｓサイズ｣を所望しているのに､である｡
どう考えても合う訳ない｡

実際ダボダボで､鏡で確認した姿は､出来損ないのﾗｯﾊﾟｰのようだったらしい｡
というか､一応試着したんかい！
ビックリするわ｡