March 07, 2007

ここ どこ?

一昨日の続き。
我々、友人Yとよしゆきロビンソン探検隊は、箕面市の山奥に存在するといわれる「止々呂美」に住む方々の生態を調査すべく、勇敢にも地図やカーナビに頼ることなく出発した。
時刻が深夜1:00を回った頃、延々と続く獣道を敢然と突き進む30を超えた我々おっさんの前に何者かが行く手を阻む!!!

それは一体、何者だ!!!(大袈裟すぎやろ)



「キキー!!!」

車の床が突き抜けんばかりに急ブレーキをかけた。

「隊長!大丈夫でありますか!?」
「ああ、大丈夫だ。隊長だからな。」
隊長は動揺して、意味不明の理由を述べている。

ライトにボンヤリと照らし出されたのは、角が伸び放題の「鹿」だった。

危うく轢き殺すところだった。
平静を取り戻した隊長が口を開いた。
「よし!写メに収めるぞ!」
「了解!」
隊長が写メを構えるも、牡鹿は我々に殺気を感じたのか、ガードレールをヒョイと飛び越えて箕面の闇に消えた。
悔しがる隊長。
「クソッ!車が来てもギリギリまで動かなかったくせに、我々が車を降りようとした途端に逃げるとは!」
「全く以って、そのとおりであります!」
隊員は典型的なイェスマンである。

その後、5匹もの野生の鹿と鉢合わせた。
我々はその度に驚き、鹿たちも驚き、結局はその姿を写メに収めることはできなかった。

車中のラジオからはナイナイのオールナイトニッポンのゲスト、リア・ディゾンのたどたどしい日本語が流れてくる。
「隊長!恥ずかしながら、わたしはリアちゃんが好きであります!」
「よし、認めるぞ!!」

警備員の兄ちゃんに道を尋ねて1時間半が経過していた。
返す返す恐ろしい道である。
試しに車のライトを一瞬だけ消灯したが、闇に殺されるかと思った。
また、道幅は車1台がギリギリである。
「隊長!仮に対向車が来たら、どうしようもないですよ。」
「譲るつもりはない!!突き進むのだ!!!」
「さすが隊長!頼もしいであります!」
「フッ、だから『隊長』なのだよ。」
隊長は依然として動揺しているようだ。

スタートして2時間。
「隊長!街の明かりらしきものが見えてきました!」
「何だと!!どこだ!!」

獣道を抜けると、国道423号線とブチ当たった。
視線を巡らせれば、でかいトンネルが口を開いている。
おそらくここが例の有料トンネルの終着点なのだろう。

我々が到達した地点は「下止々呂美」。
ということは「上止々呂美」が存在するはず。
そちらへと向かった。

こんな時間に歩いている人などいるはずもない。
信号もほとんどなく、片側1車線の国道沿いに川が流れ、家がポツポツ程度に立ち並んでいるだけだ。
必ずしも発展しているとは言い難く、コンビニも見当たらない。
少し北上すると、この町にはそぐわないご立派な病院が聳え立っていた。

そこが止々呂美の北端だった。
全長約3kmだろう。
これから北は京都方面のようだ。

「隊長!この町に住む人々は大変ですね。ろくすっぽ満足に買い物をする店舗も見当たりませんよ!」
「そうだな。我々が通ってきた獣道を通って箕面の中心まで行くか、国道をこのまま北上して遥々京都まで買い物に出掛けているのだろう。この冬は暖冬で雪が積もっていないからよいものの…」

「やっぱりあの有料トンネルは必要だ。」
それが探検隊の一致した思いだった。

時刻は2:30を指していた。

帰りの事を思うと憂鬱な気分に陥ってきた。
鹿が出没するあの獣道を再び通らないといけないのか。
しかし、隊員は口には出さなかった。
隊長に怒鳴られたくなかったからである。

そこで、ある提案をしてみた。
「隊長!先程の道に引き返せば帰ることができるのはわかっています。一か八かで国道423号線を南下してみるのが探検隊の使命ではないでしょうか!」
「よく言った!!!」
隊長の目には涙が溢れていた。
それを見た隊員は貰い泣きした。
「馬鹿野郎!貰い泣きするヤツがあるか!」
「す、すびばせん(すみません)…」

行き先など分からない。
でも、ワクワクする。
瞼のワイパーをハイスピード稼動させ、涙を散らせてから423号線を南下した。

さすがに国道だけあって、こんなド深夜でも対向車とは何台かと擦れ違う。

10分も経たないうちに、高層マンション街が眼下に現れた。



「どうしました?隊長!」
隊長が呟く。
「いや、見たことのある景色なのだ…。」

さらに国道を突き進む。

「な、な、なんということだ!!ここはー!!!」

そこはもう、我々の良く知る道だった。


要はこういうことだ。
地図
地図の中心が止々呂美。
地図の南の赤◎箕面市役所付近の「みのお駅」から出発した我々は、そこからグネグネと北上し、途中で白色で表されている道を選択した。
都合2時間かけて、○に+印のある箇所、止々呂美に辿り着いたのである。
箕面から止々呂美へ向かう3パターンの内、我々がチョイスしたルートは、地図上では最短距離に見えるが、最も険しい道をチョイスしていたことになるのだ。

423号線の左側に平行して南北に突き抜けている173号線は腐るほど利用しているが、423号線は利用したことはほとんどない。
まさか、その先に「止々呂美」が存在していたとは…。

「止々呂美」は箕面市に所属している。
しかしながら地図を見れば解るとおり、止々呂美は箕面市でありながら西隣の池田市に極めて近い。
例えば、市役所に用事がある場合、隣の池田市経由で箕面市役所に向かわなければならない。
これは面倒臭い。
実は箕面市役所に行く途中で、池田市役所の前を通るのである。
それやったら、池田市所属でええやん!
止々呂美に住む人々も、きっと熱望していることだろう。

なぜ、止々呂美が池田市所属ではなく箕面市所属なのかという疑問を親父にぶちまけたところ、その昔、箕面が「市」と認められるには人口が足りず、「止々呂美」を抱え込んで「市」に格上げになったということらしい(事実かどうかは知らん)。

我々のよく知る道に出くわした、緊張感が一気に抜けて大笑いしてしまったあの瞬間を、我々は決して忘れることはないだろう。

「隊長!自分の視野が狭いことを痛感しました。」
「うん、そうだな。いやあ、当分の間、鹿肉は食べれないな!ハッハッハ」
数日後、隊員は探検隊の離脱を打ち明けた。

探検で確認できた事。
・止々呂美に住む人々に出会わなかったが、原始人ではなく、普通「ヒト」が普通の暮らしをなさっている
・様々な状況を鑑みて、トンネルは必要かもしれんが、止々呂美に住む人々にとって「有料」は可哀想だ!
・箕面の山には鹿が生息している!
・止々呂美に住む人々があの獣道を通って箕面の中心部に出ていると、一瞬でも本気で思ってしまった我々探検隊は、筋金入りのアホだ!!
・リア・ディゾンは、今が潮時である!!!


注意
この物語はノンフィクションですが、道中の2人の会話には若干の脚色が加えられています
Posted by foe1975818 at 23:04│Comments(11)TrackBack(0) 最近 

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この記事へのコメント
お久し振りです。
この度、0079一年戦争ならぬ2007二年戦争を終えてネットの世界に帰ってきました。
よろしければまたこれからもよろしくお願いしますm(_ _)m
リア・ディゾンはネットでいろいろ調べてみると○クビが見えてる写真(アイコラではなく)があったりしてビビアン・スーを彷彿とさせるものがありますね。(ちなみに僕はビビアンより好きです…大好きです!)
Posted by トミチョー at March 08, 2007 12:23
トミチョーさん
辛く長い、哀・受験戦士として戦い抜き、そして生還おめでとう。
暫くはゆっくり休んでくださいな。
リアちゃんも色々とあるみたいやね。
乳首ぐらいは構わないと思うのは、オレがそれほどリアちゃんに肩入れしていないためだろうか…。
ビビアンも、ようわからん存在やったなあ。
Posted by よしゆきロビンソン at March 08, 2007 18:08
ご無沙汰してます。
本日は定時で帰ってきました。
って、鹿ですか?カモシカならその辺歩いてますけど。
鹿は見たこと無いなぁ。
海沿いなら、見たけど。
そして、かなりのドライブお疲れ様でした。
私はたまに、他県に行って、やってますけど。
ナビも地図もあるくせに、使わないなぁ。
Posted by 凛 at March 08, 2007 18:54
凛さん
お勤めご苦労様です。
がっつり稼いできましたか。
カモシカこそなかなかお目にかかれませんよ。
鹿は奈良公園に行けば腐るほどおりますが、野生の鹿を箕面で見れるとは思いもしませんでした。
パッソには荷が重いドライブでした。
Posted by よしゆきロビンソン at March 08, 2007 20:13
私が今はまりにはまっている【LOST】のようでした。
その道…土砂崩れとかなくてよかったですよ。
ニュースにはならないでね。。。
鹿…
うちの近くにペットとして飼っている家が
あるであります!隊長!!
Posted by すい at March 08, 2007 23:50
お久しぶりです〜
ほぅ〜深夜に探検隊ですか。なんだか楽しそうですなぁ〜
あたしは子供の頃、女の子なのに探検ごっこが大好きだったもんで・・
リア・ディゾンは・・クレイジー・ケン・バンド?のメンバーの女の子ですか?
・・なんかYahoo!の画面開いたときによくバナーが表示されてるような気がするんですが・・
違ったかな?
Posted by のほほん at March 09, 2007 02:33
すいさん
暖冬の影響で雪が積もっていることもなかったけど、下手すりゃその危険性はあった。
全く念頭に入れてなかったわ。
もう、あんな道は通らないでおく。

鹿をペットで買っているですって!?
飼育の仕方さえも分からないが、結構金がかかるんじゃないか?



のほほんさん
お久しぶりです〜
コメントを下さった時間は、止々呂美から帰るとこでした。
楽しかったですが、猪とかが出没しなくてよかったと胸を撫で下ろしております。
リア・ディゾンは人気沸騰中の外国人グラビアの女の子です。
クレイジー・ケン・バンドとは関係ないと思いますよ。
Posted by よしゆきロビンソン at March 09, 2007 08:06
やっと見つけたぞ、ロビ隊員。随分捜したぞ。心配させおって。外出届けを私に無言で突き付けて、てっきり田舎にでも帰ったのかと思ったじゃないか。まあ無事で何よりだ。
さあ気を取り直して明日は馬を捜しにイクゾ。これぞ本当の「馬鹿」ツアーだ。張り切って支度しておくようにな。
Posted by 隊長 at March 09, 2007 20:03
た、隊長!
世界を旅する元サッカー選手のように、自分探しの旅に出ようかと思ったのであります!
しかし、結局は何も見つけられずに帰ってくるのが関の山なので、探検隊に復隊します!
明日も派手に負けてやります!!
Posted by よしゆきロビンソン at March 09, 2007 23:16
リア・ディゾンは日本語できないからテレビは無理でしょうね。
AVに転向してもらいたいです。
Posted by クロフネ at March 12, 2007 20:40
クロフネさん
浅いわりには結構上手かったですよ。
これからどれだけ上達するでしょうね?
日本人の男作ればすぐに上達しますけどね。
AVでは逆に上達しないぐらいのほうがいいですが、オレは洋モノがダメですわ。
Posted by よしゆきロビンソン at March 13, 2007 09:38