May 16, 2007

山勘

土曜夜、池田駅近所の行きつけ居酒屋に、広島から出張中の友人Hとヒロキジーニョの3人が集結。

淀川長治、上戸彩、山本勘助、それに定番のかなり品性下劣な話などなど、西暦、性別、性癖を超越した話題に汚い花が綺麗に咲いた。
慢性鼻炎の友人Hはボク以上に声が響くので、きっと店の隅々まで丸聞こえだっただろう。
店の人、すんませんでした。

21時に予約を入れ、閉店間際の1:00まで目一杯飲んで食って喋った。
会計が12840円。
各々が5000円札を支払い、店員が釣りとして1000円札2枚と硬貨160円分を返還してきた。

友人Hが徐に提案する。
「3等分すんの面倒くさいから、じゃんけんで負けたヤツが釣りを160円しか貰えないことにしよか。」
ヒロキジーニョ…「じゃんけんっていうのも味気ないな。」
ボク…「ほんなら、さっき釣りをくれた店員(男)が何歳か当てようや。一番離れてるヤツが負けで、釣りが160円しか受け取れないことにする。」
2人の賛同を得たので、「せ〜の」で年齢を言い合った。

ボクが33歳。
友人Hが35歳。
ヒロキジーニョが38歳。
上手い具合に分裂したが、この時点で友人Hの負けが消滅。
実質、ヒロキジーニョとボクの一騎打ちである。
レジでお金を計算している店員にボクが尋ねる。

「すんません。唐突で物凄いしょうもないことなんですけど、おいくつですか?」


「え、ボクですか?31歳ですよ。」

眼鏡を掛けた短髪店員は笑顔で答えてくれた。

はい、38歳と喧嘩腰で自信満々に断言したヒロキジーニョの負け決定。
しかも31歳のところを38歳と大きくハズして、めっちゃ失礼。

「31歳」の回答でバカ騒ぎする我々に、キョトンとする店員たち。
毎週毎週競馬でズタボロに打ちのめされているボクにとって、こんな小額の勝負でも勝ち名乗りを上げれたことには大変意義がある。
逆に、こういった場面でのヒロキジーニョの勝負弱さは、今やお家芸である。

ボク…「いや、年齢当てで、一番離れてるヤツがお釣りをもらえないゲームをしてたんですよ。」
31歳…「あっ、そうなんですか。」
友人H…「で、こいつが一番離れてたんですわ。しかも上に。」
ヒロキジーニョを指す。
ヒロキジーニョ…「何歳と予想したかは聞かんといてくださいぃ。」

31歳…「上ですか?いやあ、めっちゃ気になりますねえ」
ボク…「謝れよ、ヒロキさん。得意の『すんませんでした』って。」
他の店員…「お客さん、コイツが暴れるのをボクが羽交い絞めにしておくんで、はよ帰った方がいいですよ。」
和やかな雰囲気に包まれながら我々は店をあとにした。
店員が我々を早く退散させようと急かしていたのは、閉店間際だったことと、御下劣トークが迷惑だったからかもしれない。

「老けてたよな!?」
ヒロキジーニョは同意を求めようと探りをかけてくる。
それは確かに否定しない。
その証拠に全員が全員、上に予想していたのだから。

野球のユニフォーム姿がおじいちゃんのよしゆきロビンソンでした。
Posted by foe1975818 at 23:38│Comments(4)TrackBack(0) 最近 

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この記事へのコメント
ヒロキジーニョ氏の十八番「すいませんでした」久しぶりに聞きたかったなぁww朝からの雨で気分も落ち込み気味でしたが少し元気が出ました
Posted by ある正社員 at May 17, 2007 08:12
ある契約社員さん
オレも聞きたかったですわ。
ヒロキジーニョに元気を与える力があるとは新発見です。
Posted by よしゆきロビンソン at May 17, 2007 13:33
面白いですねぇ。
店員の年齢当てとは。
でも、38歳に見える31歳。
そうならないように、これから?努力します。
今更遅いかしら?
Posted by 凛 at May 17, 2007 20:28
凛さん
落ち着いた感じだったんで38と予想したと思うんですが、普段着とかなら、また違った予想を打ち立てていたかもしれません。
遅くはないでしょう。
やっぱり最後は強い気持ちですな。
Posted by よしゆきロビンソン at May 18, 2007 16:10