November 02, 2007

旅立ちの唄

関西の映画評論家の重鎮・浜村淳。
毎朝、MBSラジオで37年間に亘り「ありがとう浜村淳です」のメインパーソナリティを担当している。
発言を聴くと、石原慎太郎ほどではないにせよ、右翼丸出し、及び歯に衣着せぬ発言三昧。
ある意味、気持ち良さすら感じる。

土曜だけ映画紹介のコーナーが設けられている。
その時間は約40分。
なぜそんなに長いか?
根こそぎ喋ってしまうからである。
冒頭からオチまで、躊躇うことなく全て包み隠さず。
その映画を観にいく必要がなくなる、というか、観にいく気が失せる。

という噂は聞いていたが、実際に聴いたことはなかった。
朝という時間帯は、普通のサラリーマンではまず聴けない。

ところが、1ヶ月ぐらい前、車のラジオで漸く聴いたわけである。
噂の映画コーナーを。

いやあ、卓越した喋りで、グイグイ引き込まれてしまった。
いつの間にか前傾姿勢をとり、ブレーキが一瞬だけ遅れて事故りそうになった。

その映画は近日公開。
何の映画解説、というよりもネタばらしを聴いたかは、それこそネタばらしになるので伏せておくが、仕事中だったので結局は登場人物紹介と2人の出会いに関する20分ほどしか聴けなかった。
推測するに、その2人の恋愛に亀裂が入る。
そこはホームページで確認したところ、的中していた。
肝となるオチまではさすがに記載されてなかったが、どうせベタに決まっている。
実は恋人同士が兄妹だったとか、相手が大病を患うとか、若しくはそれが元で命を落とすとか。

お笑いはベタを好むが、映画やドラマのベタはどうも受け付けんのぉ。

って、飽くまで「予想」やけど。
ま、ボクの予想は当たらんけどね。
競馬と同じで。

って、ほっといてくれよ…。


「タラ・レバ話」は大いに盛り上がるし、酒の肴に持ってこいである。

昨夜、あのまま山井が続投していたら、完全試合は達成されたんだろうか?
続投させていたとして、もし同点、或いは逆転を許し、日本シリーズを落とすような結末を迎えていたら、中日ファンの反応はどうだったか?
仮に山井が打たれたとしても誰も山井を責められないだろうし、岩瀬が打たれたとしても責められない。
落合監督も責めれない。
何故なら、あと1回で1-0で勝ち越している状況において、1点を失う確率が少ない中日の投手は岩瀬だ、断然。
ポストシーズン中は完全に調子を取り戻していたし。
3勝1敗と余裕のある状況なら続投させてもよかったかもしれないが、もし第6戦目まで持ち込まれると、敵地・札幌ドームでの試合が待ち構えている。
それだけは何としても避けたい。
やっぱりあそこは交代が賢明だったか。

でも、元巨人・槇原以来の偉業、完全試合を目撃したかった…。

タラ・レバで最強に盛り上がるのが競馬。
もし、クロフネが天皇賞を除外されなければ、あの伝説の2戦は幻に終わっており、クロフネの評価は今ほどではなかった。
もしあの時、武豊が割り込んでこなければ、ボクは万馬券をGETしていたのに、という惨事は数え切れない。
もし、メジロパーマーとツインターボが天皇賞・秋で顔を合わせていたら、前半1,000mはどれだけ速いラップを刻んでいたのだろうか?
もし競馬と出会わなければ、ボクはもっと金を溜め込めただろうし、もっとツマラナイ人生を送っていただろう。

明日は東京10レース12番パパラチア(♀5歳)に狙いをすませる。
脚質転換を図った前走に見所有り。
1,400m実績に欠けていても、得意の左回りなら我慢すると見た。

もしパパラチアが馬券圏内に突入したら、即刻Wiiを購入します。
Posted by foe1975818 at 23:59│Comments(10)TrackBack(0) TV | 野球

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この記事へのコメント
もし俺が太ってなかったらきっとアレでしたね。

そんなことはどうでも良いのですが、浜村さんが評論したコイゾラですか。見てみたくなりました。ひっそりと見てこようかな。

つうか関東在住30代の俺にとって浜村淳は太平サブローが真似してた人だなあくらいの印象しかないっす。映画評論家だったんだ
Posted by ある正社員 at November 03, 2007 01:01
毎日放送の深夜映画で、放送される映画を同じくオチまでしゃべってますね。
今まさに始まらんとしているにもかかわらずに、だ
Posted by ワタロック at November 03, 2007 08:07
 ギャラが勿体無いからって、ラジオの占いコーナーを構成作家の人に書かせていても聴取者から「占いのおかげで良い事が起こりました」との投書がきて、それ以来占いとはこんなものか、と思うようになったという話を10年位前深夜番組で浜村淳がしていました。この話術を関東で殆どお目にかかれないのが残念です。
Posted by ラガル at November 03, 2007 11:14
映画の話は、もしかしてガッキー主演の恋空ですか?
昨日だか今日、映画の番宣やってたのでもしかしたらそうかなと思ったのですが。
Posted by Kタソ at November 03, 2007 21:49
>冒頭からオチまで、躊躇うことなく全て包み隠さず。
ええええ!!!!こ、これは辛いかも(汗)
活字なら読まないという選択肢ができますが、
ラジオは耳に入ってきちゃいますからね〜。
ラジオ消せない状況で明日観にいく映画のオチを語られたら
ちょいとキツイかもです〜〜!!

以前、筒井監督が東スポでミリオンダラーベイビー公開中に
オチをばらしたコラムを書いてたのを読んで、メチャクチャ
腹が立った記憶がありますが、更に上をいってますね〜(笑)
でも、浜村淳さんのラジオなら面白いんでしょうね〜
Posted by 茶野 at November 03, 2007 21:53
オイオイ・・・と泣きました。その映画w
ベタなモノに女は弱いのかもしれません。
わかっているけど、泣きたい的な。
私・・・疲れてるんかな〜??
Posted by すい at November 04, 2007 01:11
ある正社員さん
浜村氏は映画評論だけでなく、司会業を中心としたタレント活動もしてます。
こういっちゃあ浜村氏に失礼ですが、関西ローカルタレントでしょうね。

何の映画かは伏せておきますが、一応その映画のエンディングを確かめておいてください。



ワタロック氏
それも聞いたことある。
逆に、「浜村氏の語りを映像化するとこうなります。」みたいな番組構成にしてみるとか。



ラガルさん
占いなど元々信じないタチでしょうし、もしかしたらその理由は後付かもしれないですね。
年が年ですし、こちらでも頻繁には見なくなりました。
Posted by よしゆきロビンソン at November 04, 2007 11:25
Kタソさん
そこは伏せておきます。
まあ、バレバレですが。



茶野さん
楽しみにしていた人にとっては苦痛でしょう。
なんせ公開1ヶ月前に喋ってましたから。
でも、面白くない映画も、さも面白いように語りますからね。
映画より語りの方がおもろかったなんてことはザラかもしれません。



すいさん
早いな、もう見たんですか。
オレはお笑いはベタに弱いねんけどね。
わかっているけど、笑いたい的な。
疲れてるかどうかは他人から指摘されて初めてわかるもんで、自分ではわからないことが多いからね。
Posted by よしゆきロビンソン at November 04, 2007 11:31
見てません。
ネットで読んだだけです。
Posted by すい at November 05, 2007 01:13
すいさん
だったら是非、浜村氏の語りを聴いてほしかったねえ。
映画よりも面白く伝えてくれるから、泣けること間違いなし。
Posted by よしゆきロビンソン at November 05, 2007 22:11