December 04, 2008

若き数学者のアメリカ

ガソリンが高騰してヒィヒィ言うてた夏。
運送費に影響を及ぼして様々な商品が値上がりした(便乗犯も仰山いたが)。

ガソリン代が落ち着いた秋。
ボクが愛読する競馬専門紙「一馬」は¥400→¥450円に値上がりしたまんま。
元の値段に下げてくれよ。

これまた愛読している競馬雑誌「Gallop」。
¥600→¥700へと、最近になって値上がりしている。
創刊15周年であり、内容盛り沢山だからということでの¥700とのことだが、中途半端な15周年が意味不明である。
早いとこ元の値段に戻してほしい。

その意味不明「Gallop」に井崎脩五郎氏がコラムを載せており、今日はそれを紹介する。

数学者藤原正彦さんが日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した『若き数学者のアメリカ』(新潮文庫)の中で、20代の終わりから30代の初めにかけてアメリカの大学で教鞭をとっていた時の見聞をお書きになっている。

藤原さんがまず驚いたのは、アメリカ人は他人がしないことをやってみせることに大きな誇りを持っていることだった。
一般的な倫理道徳観からすれば明らかにそこから逸脱しているのに、「敵百万とても我ゆかん」という気概で独自の道を突っ走るのである。
例えばどういうことかというと…。

私の学生の中には妻子ある弁護士の妾にすすんでなった者もいたし、ホモもいたし、ニクソンを最後まで熱心に支持した者もいれば、ボーイフレンドでも恋人でもない男と同棲している女子学生もいた。
こんな例は枚挙に暇がないくらいだ。
私も慣れないうちはそういった学生に会う度に少なからず気が動転し、説教を始めたり、説得しようと試みたものだが、一度も成功しなかった。
各人がそれぞれの行動を正当化するための理路整然とした、或いは馬鹿げた理屈を持っている。

ある2人のホモはボウルダー市役所に結婚許可を要請した。
そんな先例はなかったので、男同士の結婚を公式に認めるか否か、町を挙げての大議論の末、市は同性のカップルには結婚許可を与えない旨を申し渡した。
男女差別、及び基本的人権の侵害として憤慨したホモの内の一人は、今度は牝馬を連れて市役所に出向き、
「この馬と結婚したい。同性ではない。」
と言い張って譲らなかったそうだ。
こんなクレイジーな例はいくらでも転がっているが、当人たちは皆、至極真面目なのだ。
もっとも、この最後の例では市当局もさるもの、その馬が16歳未満なのに目をつけ、

「親の承諾書を持ってこない限り許可できない。」

と言って追い返したそうである。


Posted by foe1975818 at 00:53│ 神秘