June 21, 2008

中途半端

一時期おバカタレントがアホみたいに持て囃されていたが、15日の「熱血!平成教育学院」で現役東大生やら法大生やら元早大生やら東京六大学生が勢揃いし覇を競っていた。
そんな優秀な頭脳をお持ちなら、性悪人間の集う芸能界になど足を突っ込まず、腐敗し切ったお国変革のためになる職に就いてほしいと願うのは、そんな煌びやかな経歴を持たないボクの僻みだろうか?

芸能界というのは、とことんアホか、勉強がおもくそできるなど、強烈な個性がモノを言う(敢えておバカタレントを「演じている」賢い奴もおるが)。
何にしろ中途半端な個性では生き残れない厳しい世界なのである。


「ちゃらんぽらん」というベテラン漫才コンビが吉本に所属している。
いや、今年2月に解散したから、もう存在しないんだけど。
燻っていた彼らが脚光を浴びたネタが

「ちゅ〜〜〜と(中途)半端やなぁ〜!!!」

ボケ担当の冨吉が放つボケが軒並み中途半端で一皮剥けることができなかったが、ツッコミの大西がヤケクソで叫んだところそれがウケ、上方漫才大賞を受賞するまでに這い上がった。
確かボクが大学在籍時だから、今から10年ぐらい前ではなかろうか。
残念ながら「中途半端ネタ」以降、客を沸かせるネタが続かなかったため、それ以降は尻すぼみとなり、今年2月には大西が「絵で勝負したい」とのジミー大西的な理由で解散に至った。

注:冨吉がボケ担当を務めているが、大西の「ちゅ〜〜〜と半端やなぁ〜!!!」で客がウケるため、見方によれば大西がボケと捉えられるかもしれない。

では冨吉がどれほど中途半端だったかをネタから紐解いていく。

大西「君は何でもかんでも中途半端やねん。」
冨吉「オレのどこが中途半歩やねんな。」
大西「見てやってください、この顔。男前でもなくブサイクでもない。(上半身を反り返らせながら)ちゅ〜〜〜と半端やなぁ〜!!!」

大西「身長は何cmやねんな。」
冨吉「173cmや。」
大西「ちゅ〜〜〜と半端やなぁ〜!!!高いわけでもなく低いわけでもなく、ちゅ〜〜〜と半端やなぁ〜!!!」

などなど、次々と冨吉の中途半端さが大西によって引き出されていく。
そして

大西「じゃあ君の出身大学はどこやねんな。」
冨吉「大阪経済大や」
大西「ちゅ〜〜〜と半端やなぁ〜!!!特別賢いわけでもなく、かといってめちゃめちゃアホでもない。ちゅ〜〜〜と半端やなぁ〜!!!」

爆笑に包まれた会場。
その爆笑度合いで、関西における大阪経済大の認識度を計り知れるというものだ。

ボクも爆笑しましたよ。
そこ出身やけど。  続きを読む

Posted by foe1975818 at 11:32