September 30, 2007

墓穴

今、棲息している家が建ったのが、約20年前。
その前に立っていた家は瓦屋根の古い家。
古くからの友人でも覚えている人間は、もう皆無だろう。

実はその家が、江戸時代に建てられていたことが発覚。
仏壇の上部に飾られている先祖の遺影を見上げ、何故か少しだけ尊敬の気持ちを抱いた。

同時に先祖の骨が埋められている墓もそれなりの年季が入っている。
祖母が亡くなった際に懸念していたのだが、もう骨を入れるスペースがない。

先日、親父がにじり寄ってきた。
「わしらの骨が入らんから墓を新調する。金を半分出せ!」
「でも、『自分の骨は日本海に撒いてくれ』って言うてたから新調なんかせんでええやん。」
「お母さんが入るやないか。ワシのもちょっとは入れろ。」
「金かかるやん。それやったらオレが古墳作ったるわ。真心の篭ったヤツ。」
「真面目な話をしとんのや!」
「わかったわかった。ほんでなんぼいるん?」

「全部で120万かかるから、50万でええ。」

50万でええって…。
そんな簡単に差し出せる金額じゃおまへんで。
金欠なときほど大金が必要な事案が舞い込んでくるものだ。

そこで、だ。
墓代を馬券で補填する。
人生で今日ほど力の入る馬券は初めてだ。
手が震えてキーボードを押し間違えないようにしないといけない。

今日は打ってつけのG気離好廛螢鵐拭璽今。
ところが全く閃かない。
雨で重馬場巧拙がモノを言うのも、ボクにとってはマイナス。
前が詰まろうとインコースに拘る男、松岡騎乗のアイルラヴァゲインが絶好の1番枠を引き当てたので、この馬の単勝でお茶を濁し、快晴模様の札幌競馬場の多頭数で行われる11レースに目を向けてみる。

札幌競馬場も最終週ということで、馬場が荒れてきた。
そこで、「荒れた良馬場はダート馬に向く」の法則を採用。
おりますがな、5番ポートジェネラルが。
元々この馬はこのクラスを勝利している。
降格したこのクラスでは力は一枚上。
休み明け3走目の走り頃。
鞍上は北海道シリーズ好調の津村。
余裕で墓代を回収できる人気薄。
条件揃いまくり。

万が一、これでハズしたら墓の新調は諦めてもらう。
その代わり、両親には真心の篭った古墳を作ってあげる。
1m四方で充分だろう。  

Posted by foe1975818 at 11:05Comments(8)TrackBack(0)