January 21, 2007

粘り

「納豆が消えた!」

先週、買い物から帰ってきたオカンの目は、糸で引っ張られているかのように釣り上がっていた。
どうやら「あるある大辞典」で納豆ダイエット特集が組まれていたことが起爆剤となり、納豆を買う客が押し寄せ、店頭から納豆が臭いもろとも消えたらしいのだ。
ダイエットでもなんでもなく、単純に納豆が好きで毎日食べている我が家にとって、迷惑千万な話である。

「あるある大辞典」の信憑性や、情報横流し、捏造の件は今回は一先ず排除し、注目すべきは、視聴者がどうしてこうも一気に買い漁るのか?の一点に尽きる。
時代は平成ですよね?
オイルショックの時代じゃないですよね?
皆さん、影響されやすいのね。

因みに、納豆拉致事件の数日後から昨日に至るまで、あの日が嘘のようにこの店には納豆がひっそりと山積みにされていたそうだ。
皆さん、飽きるのも早いのね。
若しくは、捏造発覚前に遅まきながら気付いたのだろう。
「納豆だけでは痩せん」ということを。


一方、昨日の「せやねん」という番組で紹介されていたのは、ボクシングダイエット。
元世界チャンピオン井岡弘樹が運営するジムで、ある女性が1年で50kgもの猛ダイエットに大成功したのだという。
103kgが53kgへ。
凡そ半分である。

世界が全然変わったと豪語する彼女。
行きつけの服屋の店員が彼女だと気付かない。
ある駅員の対応が0.1t時代とは全く異なり、えらく丁寧になった。
駆け込み乗車だってする。
0.1t時代の「駆け込み乗車するぐらいなら、次の電車に乗ろう」という甘えた心理が働いていた過去が、自分でも信じられないという。

彼女と同じジムで体を動かしている元ボクサーのトミーズ雅が井岡からボクシングダイエット実情を聞いたところ、女性の方が粘り強く通っているとのこと。
ダイエットにおける女性と男の分岐点。
それは、ボクシングダイエットを行なっていると、順調に痩せていく時期から、急に全く体重が減らない時期に突入する。
ここで男は諦めてしまう。
それもわからんでもない。
だって、停滞時期が3ヶ月に及ぶのだ。
男が次々とへこたれていく中、女性はこの停滞時期を粘り強く乗り越え、順調に痩せていく。

短期間ではなく、長い月日をかけて痩せる。
しかも食事制限は一切行なっていない。
リバウンドを懸念する必要もないとのこと。
こんな健康的なダイエットは他にないだろう。

今年結婚が決まった彼女の粘り勝ち、圧勝である。
彼女はエクササイズの楽しみを覚え、現在、夢の40kg台へ邁進しているそうだ。
見ず知らずの他人だが、「おめでとう」と言わないと気が済まない。


「継続は力なり」を地で行く話である。

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Posted by foe1975818 at 11:04Comments(15)TrackBack(0)