「うわああああー!!!」
母親の断末魔の絶叫が我が家の2Fから木魂する。
1Fのソファで横になっていた勤務明けのボクは、両脚を一旦大きく上げて反動つけてから起き上がって叫んだ。
「どないしたんや!」
「うんこが流れてない!!!」
犯人は何を隠そうこのボクである。
過去にも一度、同罪で家族から起訴猶予を食らっている。
発見した母親がその芸術的なまでに素晴らしい一本糞を写メに押さえ、仕事中に送りつけられてきた写メを確認したボクが罪を認めた次第である。
どうもウォシュレットでアナルを濯ぐ水の音をうんこを流した音と勘違いして、結果的にうんこを放置して颯爽とWCを後にしてしまうようだ。
「物忘れ」というカテゴリーに当て嵌めてよいものか判断が付きかねるが、いよいよボクもそういう危惧をせねばならん年齢に差し掛かってきたのか。
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