September 02, 2007

Love 2000

巨人の高橋由伸が、折角取得したFA権利をあっさり放棄して、恥ずかしげもなく「永久巨人」を発表した。

勝谷誠彦氏が得た情報をラガルさんが記事にしていたが、読売球団は入団前の高橋に対し、逆指名を得るために20億円以上もの巨額な裏金を提供し、高橋もそれをありがたく享受した。

そりゃあ巨人に残留するわな。
これでもしFA宣言して巨人を退団なんてことになれば、球界から抹殺されかねない。
また、他球団も高橋獲得に動くような、読売の逆鱗に触れる振る舞いを行ってはいけない暗黙の了解でもあるのだろう。

一方、怪我で今シーズンを棒に振ることになった中日ドラゴンズ・福留。
昨朝参加した早朝草野球チームに、熱狂的な中日ファンのOさんが所属している。
そのドラキチOさんの分析によれば、
「福留は来年、中日にはいない。福留の視線の先にはメジャーしかない。去年、契約更改で揉めたことが伏線になっている。」
らしい。
しかしながら、今年、怪我でろくすっぽ試合に出場していない選手にメジャー側が興味を示すだろうか?
仮に名乗りを挙げる球団があったとしても、評価はさほど高いものではないだろう。
まあ、その方が気楽でいいだろうが。
岩村がいい例だ。

福留は打撃、守備、走塁の3拍子揃った、今や押しも押されぬ日本を代表する選手である。
まずは故障を完治させた後、FA権を取得し、誰にも文句の言われない成績を残してからメジャー移籍するべきだ。
そんな彼が理想としているバッティングフォームが、昨日、2000本安打を達成した広島・前田智徳。

あの落合監督をもってして天才だと称している前田智徳。
大怪我を克服しての2000本安打の偉業達成は、我慢の積み重ねが結実したものと言える。

東京ドームでの巨人戦。
センターを守っていた前田がエラーを犯し、逆転を許した。
その次の回に打席が回ってきた前田は、起死回生のホームランを放つ。
ニコリともせずにダイヤモンドを一周し、ベンチ裏で前田は泣いた。

なんて記憶が微かに残っているんだが、ウィキペディアで詳しい説明がなされていた。

1992年9月13日の対読売ジャイアンツ24回戦(東京ドーム)、1-0と広島リードで迎えた5回裏二死無走者、前田は川相昌弘の中前への当たりを飛び込んで捕球しようとしたものの後逸してしまい、川相はそのまま本塁を駆け抜けて同点にされてしまった(記録は前田に失策がつかず、川相のランニング本塁打となった)。前田は悔しさの余り、涙をこぼした。先発北別府学は勝利投手の権利を失ったまま6回で降板。前田は8回表一死一塁、決勝打となる勝ち越し2ランを放った。この際前田は打った瞬間に渾身のガッツポーズを見せ、そして涙を流しながらダイヤモンドを一周した。この一打で勝ち越した広島はそのまま3-1で逃げ切った。決勝打を放った前田はヒーローインタビューに呼ばれたものの、前田はこれを拒否。試合終了と共にロッカーで身支度を済ませるとバスに向かって歩き出し、呼び止める報道陣にも小声で「すいません」と繰り返すばかりだったという。この試合を中継していたラジオ・テレビ各局は、前田のインタビュー拒否の理由について「自分のミスで同点にされ、その後にいくら決勝本塁打を放ったからといって、その男がヒーローになるのはおかしい」などと発表した(広報を通じての本人弁)。前田本人は後日、決勝本塁打について「最悪でも、あれぐらいはやらなきゃ取り返しがつかないと思った」と振り返り、また本塁打後の涙について「自分に悔しくて涙が出た。ミスを取り返さなければいけなかった次の打席(6回表二死二塁)で中飛。それに腹が立って泣いたんです。最後に本塁打を打ったところでミスは消えない。あの日、自分は負けたんです」と語っている。

細かい部分で記憶違いをしていたが、まあ、大まかには当たっていたな。

前田は今年限りで現役引退のような気がしないでもないが…。

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Posted by foe1975818 at 13:03Comments(7)TrackBack(0)

April 19, 2007

MVPは林

昨晩は様々な事案が次々に発生して今でも胸がバコバコしているが、まずは気を落ち着けてプロ野球観戦記を。

大阪ドームにて行われる巨人VS広島戦の前売りチケットを入手。
3塁側(広島側)内野指定席Bにて観戦。
「内野」と銘打ってあるが、ほとんどレフトである。

車で17時に到着。
巨人の守備練習風景を観察。
センターに就いたホリンズの投げ方がクロマティに似ているのは新しい発見。
同じ背番号49を与えられた意味が理解できた。
でも打撃フォームは全く似ていない。
左投げ右打ちやし。

練習では他の野手もなかなかキビキビしていて、特に送球が胸元にバシっと返球されてて非常に宜しい。
監督の原が現役時代に送球ミスがほとんどなかったように、監督からの意識付けが徹底されているのかもしれないし、特にキビキビしている小笠原道大加入も大きな影響を与えているのかもしれない。
そんな意識付けや、小笠原の影響を微塵も感じさせず、内野が扱いにくいショートバウンドや2バウンドで返球したりとチンタラした動きの選手を発見。

ホリンズと同じくセンターに就いた、背番号12の鈴木尚広(たかひろ)である。
仮に怪我をしているにしても、だ。
なぜ敢えて内野手が取り辛い球を返す?
それとも、ホリンズに定位置を奪われ、代走のみの出場を強いられているから不貞腐れているのか?
解らんでもないよ、他球団などから次々に入団してポジションを横取りされるんだから(友人Yが持参した選手名鑑で確認したら、巨人の育成選手も含めた全選手中20人までもがどこかしらからパクってきた選手だ)。
しかしそんなことで不貞腐れているようでは、本当の「プロ」ではない。
練習とはいえ、見られていることを意識しなければならない。
一旦グラウンドに出れば、一生懸命にプレイするのが本当の「プロ」である。
そんなことじゃあレギュラーで出場できんわ。
自慢の足が泣いている。
偽者プロ選手の怠慢な動きで気分を害し、この選手を一生応援しないことを決意(まあ、元からアンチ巨人だが)。

広島は淡々と練習をこなしていたが、全般的に送球にやや難があった。
それと、何でもないセンターフライを獲ろうとした中東(なかひがし)がずっこけていた。
試合中なら珍プレーもんだった。

4回の攻防で友人Yが合流。
楽天・野村監督の物真似をしながらの観戦に浸る。

試合内容は新聞などでお確かめください。
前田智徳の同点ホームランには胸が熱くなった。  続きを読む
Posted by foe1975818 at 11:01Comments(9)TrackBack(0)