April 13, 2007

傍聴機関車

和歌山県発注工事をめぐる談合汚職で、収賄と談合の罪に問われた前知事木村良樹被告(55)は10日、大阪地裁の初公判で起訴事実を認めた上で、「清濁併せのむのが政治だと誤った考えを持っていた。」と述べた。木村被告は「いずれの事実も有罪と認めます。県民の皆さまや関係者に深くお詫びします。」と謝罪。政治の捉え方が誤っていたことを吐露し、「談合の具体的な仕組みは知らなかった。」と弁解した。

こちらが裁判所の玄関を通過する木村被告

この裏で実はちっちゃな押し問答が勃発していた。


梅田近辺で昼食を採っていた両親。
たまたま近所に裁判所が。
ボクが頻繁に裁判の傍聴話を喋っていたこと→を思い出し、私たちも傍聴しようとの計画が持ち上がったそうな。

裁判所に到着すると、傍聴を望んで整理券を待つ人々の長蛇の列と、マスコミの人だかりが目に入った。
「大物が来よんねんな」と察知。
暫く周囲を窺っていると、冒頭の木村被告が弁護士を引き連れて現れたのである。
被告や原告が裁判所に入っていくシーンはニュースでよく流れているが、まさにその場面に遭遇した。

木村被告が裁判所に入っていく様子をカメラに押さえようと身構える夥しい数のカメラマンたち。
ところがここで親父が予想だにしない行動に突っ走る。
何を血迷ったか、あたかも自分も大物被告人であるかのように、木村被告と並んで裁判所の出入り口を通過しようとしたのである。

即、警備員に
「カメラに映りますから入らないでください!」
と注意を受けた。
親父は笑いながら口答えする。

「ワシは映っても構いまへんねん。」

そういう問題ではないのだよ。
そのタイミングで入ってはいけないのは雰囲気で読み取れるだろ。

木村被告の姿を捉え終えたカメラマンは去り、少数のマスコミ関係者のみが残った。
ほとぼりが冷め、漸く裁判所の玄関から入った。
親父がオカンに嘲笑されていたのは想像に難くない。

玄関を入ってすぐの場所に机が並べられており、その上にはその日行われる裁判メニューが数冊置かれている。
メニューをめくってるうちに、ボクが法廷で仁義なき方々に出くわしてしまった恐怖話を思い出し、覚醒剤所持で御用となった女性被告人の傍聴に決めた。
女性なら仁義なき方々も集まっていないだろうとの読みである。

目的の601号法廷に向かう前にWCで用を足しに行く親父を放置して、一足早く601号法廷に向かうオカン。
601号法廷前の長椅子には、哀川翔級に股を広げ、竹内力級に顔を顰めながら腰を掛けている程度の低い若い男の他、女性も含めた数人が鎮座していた。
オカンは殺気に慄き、601号法廷前で足を止めることなく通過。

WCを出た親父は601号法廷前にオカンの姿が見当たらないため、そのまま601号法廷を通過し、その先で身を屈めているオカンに歩み寄った。
親父…「アイツら何や!?歩いてるワシを座った姿勢でめっちゃ下から見上げるようにして睨んできよんねん。」
オカン…「ホンマ、怖い人ばっかりやな。他の法廷に行こう。」
違う法廷の傍聴に行くことを決めたものの、先程のややこしいメンツの影がちらつき、結局、1つの傍聴も果たすことなく裁判所を退いたのだそうだ。

被告人が女性だから程度の低い連中はいないだろうという読みは甘すぎる。
女性だからこそ背後に男の影が蠢いており、つるんでいたヤツらが裁判の行方を観察しにくるのは至極当然だ。
どうせ暇を持て余しとるんやし。
というか、男が関わっていない犯罪の方が稀である。

それと、親父よ。
程度の低い面々があなたにメンチを切ってきたのは、あなたをライバルだと決め込んでいたからではないか?
今時、西武警察時の渡哲也級のグラサンを掛けて、江夏豊級に蟹股で闊歩するあなたこそ仁義なき人に見えますからね。


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Posted by foe1975818 at 23:05Comments(5)TrackBack(0)