May 02, 2007

宇宙刑事

爆笑問題・田中が皐月賞で爆穴馬券を炸裂させたのは記憶に新しいが、実はこちら関西でも吉本芸人シャンプーハット・てつじが三連単の100万馬券をぶっこ抜いていたのである。

シャンプーハットがブラウン管に現れ始めた約10年前、彼らの漫才は極めてセンセーショナルで、小出水(こいでみず)のボケに対してアラブ系顔の容姿を持ち合わせているてつじは、ソフトに突っ込んだり、「ウソやん!」とか「さすがこいちゃん!」とボケを膨らましたり褒めたり、時に慰めたり宥めたりする。
勢い勇んで7,8年前に東京へ殴り込みをかけるも、パッとせずに大阪へ舞い戻ってきた。
現在の漫才は小出水のボケに沸く客をてつじが「何で笑うん!!!こいちゃんが一生懸命前向きなことをやろうとしてるのに!!!こいちゃん、オレが叱っといたから安心しぃ。」と説教して小出水を庇うなど、行くとこまで行き切ってしまっていて(どっちがボケかわからん)これまた笑える。
尚、小出水はチュートリアルの徳井に負けず劣らず男前で、且つ、嫁のパンツを履いたりする変態である。

彼らが昨日の園田競馬場にトークショー&予想イベントで来場した。
電車の中刷り広告や、あちこちのチラシに「爆笑トークショー!」と派手に紹介されているのだが、これは当人たちにとっては傍迷惑なことであろう。
なぜそこまで勝手にハードルを上げられねばならんのだ!?と。
どうせなら、無駄に吊り上げられたハードルの下を潜ってしまうくらいにスベってほしかったが、生憎の天候にも関わらず競馬に勤しむ物好きなファン約100人にきちんと笑いを提供していた。
もう何年も「サタうま」という競馬番組でMCを担当しているために競馬の知識は豊富だし、さすがにもう中堅。
営業慣れしている。

てつじは100万馬券GETの経緯を語った。
なんでも競馬新聞の「予想欄」には一切、目を通していないそうで。
フサイチホウオーが3着以内に食い込んでくるのは間違いないから、フサイチホウオーの三連単1頭軸マルチで100万馬券になるオッズだけを抽出したら、皆が一切ノーマークの評価を下していたサンツェッペリンが外せず、結果として「ああなった」とのこと。

実は変態の小出水も昨年夏、100万馬券を300円でイワしている。
「配当金が園田競馬の1着賞金を上回ってしまった」とは彼の弁。
彼の馬券戦略はサイン。
彼なりの法則を語って、そこにも笑いは絶えなかった。

2人とも「あんな馬券を獲ってしまったら、最近は万馬券をハズしたぐらいでは悔しくなくなってしまった。」とかっこいいコメントを発した。
ボクも言うてみたいわ。

話が逸れるが、小出水がトレードマークとも言える下唇の下に生やしていた髭を最近、剃ってしまったのは、細木数子から「汚いわね、あんた!」と罵られ、さらに「その生やし方をしている歴史上の偉人はロクな死に方をしていない!」と脅されために剃ったらしい。
「ロクな死に方じゃない人もおるのに、まんまと騙された!」
小出水は様々な含みを持たせて悔しがっていた。

話は肝心の11レースの予想に移った。
お手並み拝見。
小出水は「3枠3番のレッドインパルスが臭い!」と興奮気味に訴えた。
3枠の騎手は赤い帽子を被っているから、レッドと赤い帽子で、これは我々ゲストに対する園田競馬からのプレゼントサインであると。
しかもこの馬はこの日のような重馬場の鬼で、「我々は天気までも味方につけた」とまで言い切り、胸を張った。
続いて「3」に纏わる馬を探し出す。
すると、いた!7枠9番のサンライズシンバ。
次に2枠のタイガーヒルに着目。
2枠の騎手は黒い帽子。
黒はタイガースカラーで、これまたサインであると。
これでもし今日の阪神戦がデーゲームなら「ヒル」と「昼」で完璧だったが、この日は残念ながらナイターだから3番手の評価に下げたらしい。
最後に、兵庫県競馬のリーディングジョッキー争いをブッちぎっている田中学を配してきた7枠8番ナムラロイヤルを確り押さえているのがウケる。

一方、てつじは昨晩、嫁さんと寿司を食した。
寿司に関連する馬を探していたら、いた!8枠10番シャリバン!
シャリのみならず、「晩飯」と「バン」でこれはもう絶対来ますよ!とマイクを通じて狭い園田競馬場の隅々までに轟く大声で叫んだ。
対抗馬には小出水と同じくレッドインパルスとナムラロイヤルを指名。
皐月賞のサンツェッペリン的な馬として6枠6番トコシナエにも色気を出している。

さて馬券戦略。
てっきり2人が高評価を与えているレッドインパルス本命かと思いきや、人気馬のサンライズシンバを三連単の1頭マルチの本命に抜擢。
そこに集まる皆が吉本新喜劇並みにずっこけた。
相手にレッドインパルスとシャリバン、ナムラロイヤル、トコシナエ。
1番人気のマキハタシューターを叩き切る男前ぶりには一同が唸る。

昨年夏、園田競馬場で同じイベントを催した時は皆がバラバラの馬券を買って大失敗したため、今日は一致団結しようとの案。
「この馬券を皆さんも購入して、喜びを分かち合いましょうよ」と集まった我々に声を掛ける。
「票が集中して0.9倍になったらすまん」と小出水は小ボケをかました。

ボクはこのレースの馬券を買う予定はなかったが、彼らのフザけた予想に沸々と闘争心が沸いてきた。
勿論、彼らの予想にのる気持ちなど毛頭ない。

彼らの予想とは違う切り口で予想を展開する。
パドックを周回している3番人気のインターフラッシュの背中に目を奪われた。
この馬だけ背中に「塩」が盛られている!
実は9レースでも同じように唯一、塩を盛られたファルフ(5番人気)が1着でゴールインし、笑いが止まらなくなるぐらいに馬券を頂戴した(ファルフとは相性が良く、前回、連に絡んだ時も頂いた)。
この日はこの「盛塩」こそが「サイン」と呼ぶに相応しい。
シャンプーハットに堂々挑戦状を叩き付けた、勝手に。

結果は…

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Posted by foe1975818 at 23:33Comments(4)TrackBack(1)