皆様は自分の住む町についてどれくらいご存知でしょうか?
大阪府北部を南北に貫く自動車専用道路・新御堂筋。
その北端は、ボクが棲息している猿と紅葉と滝と西川きよしと笹川良一でその名をちょっとだけ馳せている箕面市である。
この新御堂筋の北端が近々延長される。
箕面市の山奥に存在する止々呂美(トドロミ)までトンネルを掘り、そこからさらに京都府亀岡市まで伸びるとのこと。
既にトンネルは貫通しており、後は細かい詰めの部分だけである。
はっきり言わせてもらって、この延長線はお金の無駄使いだ。
止々呂美は極めて人口が少ないため、利用する人間も少ない。
しかも通るのに600円が必要なのだとか。
誰が通るねん!
でも待てよ。
ボクは止々呂美を訪れたことがないではないか。
同じ箕面市に所属しているが、ごっつ山奥に存在すると親父から聞いていたし、知人もいないし、訪れる機会もなかったからである。
そもそも止々呂美の存在そのものに疑念を抱いていた。
もしかして解読不明の言語を発する原始人みたいな人が棲息しているんじゃないだろうか?
その彼らがどこぞの独裁帝国のように人さらいをしている物騒な町なんじゃないか?
てなことを誠に失礼ながら想像していた。
そんな原始な彼らが、延長線を切望しているかもしれない。
それら全てを確かめるため、友人Yとよしゆきロビンソン探検隊は止々呂美探検へと繰り出すことにしたのである。
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