January 11, 2007

約束

12/30
先月亡くなった友人Uの奥さんの実家を同級生5人で訪問した。
奥さんの家族と、Uの両親もお見えだった。
長居するつもりはなかったのだが、様々な御持て成しを受け、昔話に花が咲き、気付けば3,4時間も居座ってしまったのである。

申し訳ないと思いながら、詳しく知らなかったUが亡くなった経緯を伺った。

脳出血としか聞いていなかったが、それを引き起こしたのは「急性骨髄性白血病」だ。

発熱してはすぐに治まる症状が続いていたので病院に行き、検査で発覚。
悪性の白血球の数値が20万を超えていた。
初期で発覚した場合は1万〜2万が相場とのことで、Uの場合は既にかなり進行しており、しかも、そのスピードが急だったものと推測される。
治療は最もスタンダードな方法で行なわれた。
副作用症状である嘔吐、下痢と戦う。
それでも自力で歩いてトイレに行けるほどで、「ホンマにしんどなるのはいつなんやろう?」と言っていたそうだが、看病に当たっていた母親が病室で6:30に仮眠から目を覚ました時には意識がなくなっていた。
退院間もなくで実家に戻っていた奥さんも駆けつけ、手を握ると握り返すなどの反応もあったが、脳出血を起こし心配停止。
心臓マッサージを行なうも、Uは還らぬ人となった。
医師から山は2週間後ぐらいと聞いていたご家族も、あまりの急展開に思考回路がついていかなかったのではないだろうか?
入院から僅か1,2日しか経っていない12/1のことである。

会社の健康診断では何の異常もなく、本当に急性だったようだ。
奥さんの出産の時期と重なっていたため、Uも気が張って自分の体調の微かな変化には気づかなかったのかもしれない。
だが、病は確実にその歩を進めていたのだろう。

入院時の処置について言いたいことは山ほどあるが、それは心に仕舞っておくことにする。


ボク以外は奥さんと初対面である。
Uの中学時代の話は我々しか知ることがなく、初対面の奥さんにとっても興味津々で、我々も卒業アルバムを元に思い出せる限りの話を語り、また我々も奥さんからUとのエピソードを訊いた。

少しでも元気を出してもらえたらと、少々面白い話を提供し、笑いの絶えない時間が続いた。
友人H田(ピサロ)による「自販機ジュース泥棒」の話は我々も初耳だった。
確かにUは腕が長かったから出来るやろな。
そんなピサロが、今や自販機にジュースを放り込む仕事に就いてるのだからわからないもんだ。
ご家族の希望で、友人Fは荒川静香がショートプログラムで用いたショパンの曲をピアノで軽やかに奏でた。
タッチの南ちゃんの新体操シーンでかかるような曲で、誰もが一度は聞いたことのある曲である。
あの素早い指の動きはなんだ!?
逆に指が動いていないのではないかと錯覚を起こしたよ。

帰りはわざわざ最寄りの駅まで車で送っていただいた。

我々には辛そうな素振りは一切見せなかった奥さんではあったが、それが逆に悲しみを増幅させてしまう。

生後1ヶ月になる長男は、Uに瓜二つだった。
元気に育ってほしい。
心底、そう願う。


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Posted by foe1975818 at 22:30Comments(5)TrackBack(0)