August 24, 2007

月曜どうでしょう

座薬の効果は覿面だったが、所詮は気休め。
コメントを頂いた夕@rk.さんによれば強力な薬のようだが、3本目をアナルに埋め込むころには痛みを紛らわせるには至らなかった。

火曜日の勤務終わりでそのまま病院に。
レントゲンでは骨の変形などは見られず、異常無し。
湿布と、食後に服用する痛み止めだけを処方して帰らせようと仕向けてきたので、
「MRIは撮らないんですか?」
と食い下がると、
「ほな、撮っとこか。」
軽い感じで了解された。

人生初のMRIに緊張感が体を支配する。

MRI担当の先生は山登りしながら清掃する野口健氏と志垣太郎を足して、少しだけ大泉洋を練り込んだ惚けた顔の持ち主である。
この野垣洋が整形外科の先生よりも比べ物にならないぐらいに軽かった。
軽いというよりも、漫談口調。

「○○さん〜、それではね、こちらの部屋で服を脱いでもらって、着替えてもらいます〜。MRI検査というのは巨大な磁石に引っ張られるものやと思といてもらってください〜。ですから金属製のものは外しといてもらえますか〜。ロッカーは全部で4つあります〜。何個使ってもらっても構いません〜。その分、持つ鍵が増えます〜。」

口調にちょっとイラっとした。

MRI室に入室すると、「ボワンボワン」した騒音が鳴動していた。
「どういう検査かと言いますと、仰向けに寝っ転がって、この狭い筒の中で30分間じ〜っとしてもらいます〜。息を止める必要はありませんし、寝ていただいてもいいです〜。ただ、この検査は動きに弱いんですね〜。ですからじ〜っとしといてもらえますか〜。また、検査中は工事現場みたいなごっつい音が鳴ります〜。また閉い所が苦手な人もいはります〜。もしね〜気分が悪くなったりしたら、このスイッチをギュ〜っと握ってください〜。なんやったら一回押してみます〜?」
「いえ、結構です。」
「いいですか〜。はい、わかりました〜。では、最後に金属探知機で体内に磁石が入ってないか調べさせてもらいますね〜。」

体内にボルトなどが埋め込まれていないので反応しなかった。
機械に寝そべり、動いているか体感できないぐらいのスピードで筒の中に押し込まれていく。
「腕はね〜、胸の前に乗せといてもらえますか〜。筒が狭くて肘が擦れてしまいますんでね〜。」
聖母マリア様の如く腕を胸の上に当て、ボクの体は暗い空洞へ完全に収納された。

暗い、狭い。
必要以上に不安感が募る。
「マジックショーのように壁からナイフが突き刺さってきて、プリンセステンコーみたいに顔面がグッチャグチャになってしまうんじゃないか?で、ハリウッド俳優との結婚をでっち上げてホラ吹きの烙印を押され、堕落するんじゃないか?」
そこまで不安が膨らんだ。
そのアホな不安に追い討ちを掛けるように
「ヴェァーン!!!ヴェァーン!!!ヴェァーン!!!」
爆音が轟き始めた。
ただ、そのリズムが「BE MY BABY」と見事に一致していたので、さっきの不安はどこへやら、口ずさんでいるうちに眠りについてしまっていた。

「終わりです〜。」
筒を抜けて野垣洋の大阪弁語尾伸ばし声が耳に届いてきた。

「いかがでしたか〜。」
「20分は寝てしまいました。」
「ボクもね〜、今まで何千人とこの検査に立ち会ってきましたけどね〜、大体半数の方が寝てしまわれます〜。検査はね〜、これで終わりです〜。次、先生が来はるのは月曜なんでね〜、その時にね〜、今日のね〜結果もね〜お教えします〜。明日来てもらってもね〜、MRIのね〜結果はね〜出てるんですけどね〜、さっき先生と話してたんですけど1週間ぐらい様子をね〜見たいってね〜言ってはったんでね〜。」

接するうちに語尾伸ばしが酷くなっている。
MRIの爆音より耳障りだ。

今回は止むを得ずこの病院にかかっているが、友人数人から名の知れた整形外科を教えてもらったので、MRIの写真を持参して、それらの病院を回ってやろうかと思案中である。

考えてみると、痛みは決まって仕事中に酷くなり、家に帰ると軽減する。
要は精神的なものなのかもしれんな。

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Posted by foe1975818 at 23:59Comments(13)TrackBack(0)