October 21, 2006

ホワイトデビル

連続して記事を載せる。
今日も暇なボクである。

ある理由で、ボクは鼻毛を抜くことに抵抗を覚えた。その理由はこちらで→悲惨

という涙、涙の悲しい実話なのだ。

とはいえ、密かにカッティングは行っている。
やっぱり鼻毛が表舞台でそよいでたら気になるし、何よりこそばい。

そよいだ鼻毛に鼻糞が付着してたら大変だ。
だって、もし満員電車で表舞台でそよいだ鼻毛に鼻糞が付着したらですよ、ふとした拍子にちょっと荒めの鼻息で鼻毛から鼻糞が飛び立ち、ボクの前に立つ綺麗なお姉さんの肩なんかに不時着したら…。

「肩に髪の毛が付いてますよ。」
なんて安物恋愛ドラマの第一話にありがちな忠告ならできるかもしれないが、

「肩に鼻糞が付いてますよ。」
なんて忠告は渡哲也並みの容姿を備えた男前でもできませんよ。

以上のズレた例を踏まえるまもなく、鼻毛の手入れは決して怠ってはならない。
これは万人の共通した見解であろう。


で、さっき。
鼻の穴の奥の奥まで見渡せて鼻毛の生育具合を観察できるように左の鼻の皮をひっくり返していたら、ボウボウに鼻毛が生い茂った穴の中で神々しく光る何かが見えた。
鼻水か?鼻糞か?
穿ってみてもこれといった手応えがない。
さらに鏡を近づけてズ〜ムイン。

正体は、白髪だった。

「鼻毛の白髪」

受け入れ難い事実だ。
となると、ここは速やかに退場していただくほかない。

数年振りの鼻毛引っこ抜きの執行を決意。
洗面台の前に立ち、ライトに顔を近づける。
近づきすぎて眩しい。
距離感が掴めないほどに怒り、そして悲しんでいることをお察しいただきたい。

ボウボウに茂った鼻毛を掻き分け、ピンセットで白髪を摘まんだ。
ところが、である。
コイツがまたしぶといのなんのって。
驚異的な根付きの良さで、いくら引っ張っても鼻の穴の肉が盛り上がるだけだ。
長らく鼻毛を引っこ抜いてなかったために根付きが良くなってしまったのか?との仮説を立て、試しに黒いのを引っこ抜いてみたら手応えも音もなくあっさりと抜けた。
5本ほど追加トライしてみるも、どれもこれもやはり同様である。

こうなったら意地だ。
絶対に引っこ抜いてやる。
再び白髪をピンセットで摘まんだ。
今度は白髪の根元にロックオンである。

ニュイ〜ンと引っ張る。
鏡に映ったボクの眼は充血し、ひん剥いている。
もう少しだ。

ブチン!!

抜けた。
優に3cmはあるが、正確ではない。
涙で視界が霞んでいるからだ。

ついさっき、WCでキバッていた我が家の鼻毛抜きの権威である親父に聞いたところ、「白髪のほうが痛い」との間接的な表現で説明してくれた。

さて、抜いた白髪をどうしよう?
財布に入れてたら、お金が貯まるかな?  

Posted by foe1975818 at 01:46Comments(12)TrackBack(0)